专利摘要:
頭皮を保護するシールドと、それに結合される鉄イオンを有するタンニン酸のポリマーと、それおよび/またはメラノイジンを含む髪に着色する組成と、アルコールを含まない新規な担体とを含む、髪に着色するアプリケータが、髪を着色するためのその使用と同様に開示される。
公开号:JP2011506596A
申请号:JP2010539045
申请日:2008-12-17
公开日:2011-03-03
发明作者:コニス,ヨエル;ブランディス,アレクサンダー;メルシエル,ミシェル;ラズゴー,アロン;レサナティ,シュラ
申请人:エス.オー.エス カラー リミテッド;
IPC主号:A61K8-60
专利说明:

[0001] 本発明はいくつかの実施態様において、グレーの髪の一時的な染色に関連し、特に一時的にグレーの髪または白髪の局所的範囲を迅速かつ簡単に少しずつ染める薬剤、調合、組成および装置に関するものである。]
背景技術

[0002] 毛染めは、個人の好みに合わせるために他の髪色に変えるのと同様に、概して老化によって生じるグレーの髪および白髪を隠すために一般に用いられる。毛髪着色剤は、異なるタイプの着色剤が組み合わせられるけれども、いくつかのタイプに広く分類され、いくつかの着色剤はいずれかの1つのタイプに明らかに属するわけではない。[Anderson, J. Soa Dyers Colourists,116:193−196 (2000); Zviak and Millequant,[Zviak, Charles; Millequant,Jean.Editor(s): Bouillon, Claude; Wilkinson,John.Science of Hair Care(2nd Edition)(2005),251−275.Publisher:CRCPressLLC,Boca Raton,Fla].]
[0003] 永久的な着色剤は、小さな芳香族の前駆体と酸化剤、概して過酸化水素を混ぜ合わせることによって通常作られる。酸化に続いて、前駆体は染料を作るために互いに共有結合して化学反応する。小さな前駆体分子は、大きい染料分子が拡散するよりもより効果的に髪に拡散することができる。髪への前駆体の最大浸透を可能にするように髪の膨張を引き起こすため、アルカリ化剤、概してアンモニアもまた加えられる。加えて過酸化物は元々の髪の色を漂白し、このことにより、元々の髪色が染料の色に完全に置き換わることができる。永久的な着色剤はとても普及しているが、それらは、前駆体を正しく混合して塗布するという複雑さと、潜在的に有害な試剤の使用との欠点がある。したがって、永久的な着色剤は、プロの髪スタイリストによって一般に塗布される。加えて、永久的な着色剤でも、髪の新しい成長によって必然的に再び現れる元々の髪色を隠すことができない。]
[0004] 中くらい(Demi)に永久的な着色剤は、永久的な着色剤に類似しているが、アンモニアより効果的でなく不快な臭気がより少ない低濃度の過酸化物およびアルカリ化剤を用いる。中くらいに永久的な着色剤はしたがって、髪に浸透し、元々の髪色を漂白するのにはより効果的ではなく、主にグレーの髪または白髪を効果的に染めるのに用いることができない。しかしながら、例えば、グレーの髪または白髪が少数である時のように弱い染色で十分な場合、そのような着色剤の相対的な穏やかさは望ましい。]
[0005] 半(Semi)永久的な着色剤は概して、髪に広まるのに十分小さいニトロフェニレンジアミンおよびニトロアミノフェノールのような分子を含む。そのような着色剤は追加の試剤を必要とせず、したがって使い勝手が良いが、永久的な染料よりも効果的でなく、数回シャンプーすると比較的すぐに退色してしまい、元々の髪色を漂白することができない。]
[0006] 一時的な着色剤は概して髪に浸透せず、したがって、髪色が穏やかに変化するだけである。それらはまた、最初のシャンプーで取り除かれるので、例えば永久的な着色剤が塗布されるまで、グレーの髪または白髪の新しい髪を隠すために髪色をわずかに変化させるような個別の場合において適切である。一時的な着色剤は髪に浸透できる小さな分子を含む必要がないので、装置を容易にする多種多様な化合物が使われる。例えば、永久的な着色剤では可能でないアレルギ反応を引き起こす危険性を有しない染料を選ぶことができる。多数の明度を選択することもできる。]
[0007] 一時的な髪の着色剤の理想的な特徴は、着色剤の厳密な使用次第である。しかしながら、着色剤がシャンプーで容易に落とすことができ、雨、汗、または、衣類または枕カバーからの摩擦では落ちないことは重要である。着色剤が髪に十分に高い親和性を有し、均一に髪を染めることもまた望ましい。]
[0008] 一時的な髪の着色剤は、頭全体の髪または髪の筋に塗布される意図を有するシャンプー、コンディショナー、色の強化剤、着色用ヘアスプレーおよびマスカラの要素として使われてきた。均等かつ安定した着色を提供するため、多くの場合、単一の製法内で使われるいくつかの系統の染料が存在する。染料の電荷は、髪へのより高い親和性を有する正電荷(塩基性染料)を有する染料として毛幹に低いまたは高い親和性を提供するため、負または正である可能性がある。]
[0009] 一般的な一時的な髪の着色剤は、アゾ誘導体、メチルバイオレットのようなアルカリ性のトリフェニルメタン染料、サフラニンのようなアジン誘導体、インドアミン、および、インドフェノールを含む。[Zviak and Millequant, supra (2005)]着色ポリマーは、人工メラニンと同様に使われてきた。]
[0010] 髪に対して強い親和性を有するポリマー着色剤は多くの場合、永久的なまたは半永久的な着色剤である。半永久的な着色剤である髪に対して強い親和性を有するポリマーの例は、米国特許第4,182,612号、5,702,712号および5,827,330号において開示される。]
[0011] ポリマーの一時的な着色剤は多くとも、髪に対する穏やかな親和性、より好ましくは髪に対する低い親和性を有しなければならない。髪の一時的な着色に適しているポリマーの例は、例えば米国特許第5,737,907号および第5,891,199号において開示される。]
[0012] タンニン酸、またはタンニン酸の加水分解によって生じる没食子酸は、鉄没食子インクを生成するため、何世紀もの間第一鉄イオンと組み合わせられてきた。薄い色のインクで書いた後に、第一鉄イオンは、例えば羊皮紙のそれらのように永久にタンパク質と結合することができる暗い紫−黒の有機金属化合物ポリマーを生じるため、タンニン酸と化学反応する第二鉄イオンへと空気中の酸素によって酸化される。紙がタンパク質を含まず、過剰な鉄原子が高い腐食性を有し、紙およびペンを傷つけるので、鉄没食子インクは今日ではほとんど使われていない。]
[0013] 類似したプロセスは、髪のタンパク質に結合する染料で永久的にまたは半永久的に染色された髪に用いられてきた。例えば欧州特許第327,345号は、髪を洗浄するための第一鉄イオンを含むシャンプーと、半永久的な黒染料を生成するためにシャンプー後に髪に塗布されるタンニン酸を含む溶液とを含むキットを開示する。着色剤が半永久的であるので、そのようなキットは一時的な着色剤としての使用には不適当であり、2つの溶液(タンニン酸溶液および第一鉄イオン溶液)の使用は、消費者に訴えるにはあまりに長くかつ複雑である。さらに、そこで開示されるキットは、完全な着色を達成するために2回以上使われなければならない。]
[0014] 日本国特許第2,014,324号および米国特許第4,946,472号は、単一の調合の第二鉄イオンおよびタンニン酸を含む髪の着色剤を開示する。しかしながら、教示された調合において使用される着色剤は一時的なものではない。]
[0015] 中国特許出願第1990−104,017号、日本国特許第3,014,160号および48,031,902号および、日本国特許出願第2002−47,287号、1993−312,065号、1988−292,113号および1984−65,068号は、単一の調合において第一鉄およびタンニン酸を含む永久的なまたは半永久的な髪の着色剤を開示する。鉄−タンニン酸の着色用の技術に基づいて、着色されたポリマーの鉄タンニン酸塩を生じるためにタンニン酸と化学反応する前に第一鉄イオンが第二鉄イオンへの酸化を受ける(例えば空気への露出によって)と考えられる。髪に塗布された髪の着色剤の第一鉄イオンの酸化が、髪に強く結合される鉄タンニン酸塩ポリマーの形成につながり、着色剤を一時的でないようにする。これらの特許および特許出願は、結合していない第二鉄イオンがない組成は言うまでもなくタンニン酸および第二鉄の鉄イオンを含む組成に関しては記載がない。]
[0016] 日本国特許第61,055,483号、130,823号、94,800号および93,052号、および、日本国特許出願第2005−206,160号、2000−85,556号、1990−336,606号、1987−245,287号、1984−177,514号および1972−81,137号は、1つが鉄イオンを含み、もう1つがタンニン酸を含む2つの調合を含む永久的なまたは半永久的な髪の着色剤を開示する。髪において2つの溶液を混合することにより、髪で鉄タンニン酸塩が生産され、それによって、鉄タンニン酸塩が髪に結合される。]
[0017] そのような調合が一時的な着色剤として役立たないのに加えて、鉄タンニン酸の髪の着色剤は、一般的ないくつかの欠点を有する。濃い黒い色は、多くの消費者に訴えない。加えて、上述の調合のすべては、結合していない鉄イオンを含む。結合していない鉄は腐食性であり、特に第一鉄イオンは、フェントン反応によって非常に酸化するフリーラジカルを生じる。過剰な鉄によって髪を傷つけ、見苦しい皮膚の色素過剰を生じる可能性がある。[Landsown, Int. J. Cosmetic ScL, 23:129−137 (2001)].]
[0018] メラノイジンは、穏やかな熱の下で糖とアミノ酸との間の相互作用から生じる褐色がかった着色された化合物の系統である。メラノイジンは、料理された食品を褐色にし、調味するために用いられ、それゆえに、非常に安全な薬剤と認められる。しかしながら、メラノイジンはこれまで髪の着色剤として開示されてこなかった。]
[0019] 一時的な髪の着色剤に、所望の容易さおよび便利さで髪にその中に含まれる着色された化合物を塗布することに適している調合を含むことは好都合である。例えば、調合は、着色された化合物の可溶化を可能にするが、速乾性の調合である溶媒および/または界面活性剤を含む。多くの場合、調合において、一時的な髪の着色が弱まるおよび/または早く落ちるのを防ぐ要素を含むのもまた望ましい。]
[0020] PCT特許出願WO94/10968号は、可溶性メラニンと、可溶性メラニンを静電的相互作用により髪に結合する陽イオン材料とを含む水性の毛染め組成を教示する。メラニンは、イオンの性質をメラニンに与えるものとしてその中で教示される過酸化水素によって酸化することによって、好ましくは可溶性にされる。例えばクオタニウムまたはポリクオタニウム化合物のような陽イオン材料は、メラニンの髪への親和性を増やすようにアニオン性メラニンを合成するものとしてその中で教示される。]
[0021] 米国特許第6,506,374号は、速く乾燥することを可能にするためにアルコールと、色落ちを防ぐポリマーとを含む髪を着色する組成を教示する。]
[0022] 米国特許第5,821,240号は、落ちるのを防ぐ第4級アンモニウム官能基シランを含む水性の髪を着色する組成を教示する。]
[0023] 日本国特許出願第1993−312,065号は、タンニン酸、第一鉄塩、および、シリコン−ポリエーテル・コポリマーのようなシリコンオイルを含む髪を着色する組成を教示する。そのようなシリコンオイルは、髪に滑らかなフィルムを作るのに役立つ不揮発性界面活性剤である。]
[0024] 一時的な髪着色剤がそれらの使用における潜在的容易さおよび便利さのために要求されるにつれて、そのような着色剤を塗布する際の速く便利な技術を有することは、特に好都合である。鉛筆または芯タイプのアプリケータの形の着色剤(例えば米国特許第5,964,222号)は、髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに頻繁に用いられる。他の技術は、一時的な髪着色剤のゲルを髪にくしで梳かし込むことを含む。さらなる技術において、髪の着色剤の粉は、ボトルを絞ることによって、または、粉末を施すエアゾール容器によって塗布され、それから指で髪の流れに入り込むようにされる。]
[0025] しかしながら、これらの技術のいずれも、特に主題が、皮膚を染色または皮膚に触れずに、速く便利な方法で髪の流れに沿って修正して染めるのを求める場合、完全に満足のいくものではない。]
[0026] 米国特許第4,182,612号
米国特許第5,702,712号
米国特許第5,827,330号
米国特許第5,737,907号
米国特許第5,891,199号
欧州特許第327,345号
日本国特許第2,014,324号
米国特許第4,946,472号
中国特許出願第1990−104,017号
日本国特許第3,014,160号
日本国特許第48,031,902号
日本国特許出願第2002−47,287号
日本国特許出願第1993−312,065号
日本国特許出願第1988−292,113号
日本国特許出願第1984−65,068号
PCT特許出願WO94/10968号
米国特許第6,506,374号
米国特許第5,821,240号
日本国特許出願第1993−312,065号]
先行技術

[0027] Anderson, J. Soa Dyers Colourists,116:193−196 (2000)
Zviak and Millequant,[Zviak, Charles; Millequant,Jean.Editor(s): Bouillon, Claude; Wilkinson,John.Science of Hair Care(2nd Edition)(2005),251−275.Publisher:CRCPressLLC,Boca Raton,Fla
Landsown, Int. J. Cosmetic ScL, 23:129−137 (2001)]
課題を解決するための手段

[0028] 本発明の実施態様の一態様では、髪に着色する組成を含み、髪に着色する組成がそこから施される容器の一端で放出口を含む容器と、容器の一端から突出しているシールドとを含む髪に着色するアプリケータが提供される。シールドは、髪に着色する組成が歯の隙間を通過している髪の根元の領域を被覆し、一方で、歯は髪に着色する組成が対象者の頭皮に達するのを本質的に遮断するように、歯の隙間を通過する髪の根元の領域で対象者の頭皮に対して押圧される内側表面と、容器から施される髪に着色するスプレー組成に露出する外側表面とを有している複数の、接近して間隔をあけられた歯を含む。上述のアプリケータは、特に個人の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに役立つ。]
[0029] ここで使用されるように、「修正して染める」という句は、速く単純な方法の髪で着色することを表す。この句は、例えば根元領域またはその部分のようにグレーまたは白髪の特に局所的範囲のような髪の局所的範囲を着色することをさらに表す。「根元領域」という句は、頭皮に最も近い髪の部分を表す。]
[0030] 本発明の一実施態様によれば、シールドは容器の端部のアタッチメントによって担持され、容器は、ノズルを通じたスプレーの形で髪に着色する組成を施すためのエアゾール容器である。]
[0031] ここで使用されるように、「エアゾール容器」という句は、スプレーの形でその中に含まれる組成を放出するのに適しているいかなる容器をも表す。例えば容器は、加圧された組成の内圧に耐えることができ、ノズルは、エアゾールの形で放出するため、加圧された組成を逃すように構成されるべきである。]
[0032] 実施態様によっては、上述のアタッチメントは、ノズルと整列配置される開口を含む。]
[0033] 本発明の実施態様によれば、上述のアタッチメントは、ノズルにより髪に着色する組成を施すのを制御している押しボタンをさらに含む。実施態様によっては、ノズルと整列配置されるアタッチメントにおける上述の開口は、押しボタンに開口を通じて達するようにシールドと押しボタンとの間に位置する。]
[0034] 本発明の実施態様によれば、押しボタンおよび開口は、アタッチメントの外側表面上に位置し、そこにおいて、アタッチメントはシールドの方へ傾斜する。]
[0035] 本発明の実施態様によれば、シールドの間隔を置かれた歯は、容器の縦軸に対して並行である。好ましくは、歯は一般に、容器の縦軸から間隔を置いて横に配置される線形配列において配列される。]
[0036] 本発明の実施態様によれば、歯は幅、厚みおよび間隔において2mmより小さい。]
[0037] 本発明の実施態様によれば、歯はそれらの外部先端の点までテーパをつけられる。]
[0038] 本発明の実施態様によれば、アプリケータは上述の容器を囲む外側のハウジングをさらに含み、外側のハウジングはアプリケータを握持して操作するためのハンドルとして役立つ。外側のハウジングは、手で保持されるのに適しているいかなる形状も有する。]
[0039] 本発明の実施態様によれば、外側のハウジング、および、容器は、両方とも円柱形である。]
[0040] 本発明の他の実施態様によれば、容器は円柱形であり、外側のハウジングは円柱形ではない。]
[0041] 本発明の実施態様によれば、髪を着色するアプリケータが、髪を着色する組成を含み、髪を着色する組成がそれを通じて施される容器の一端で放出口を含む容器と、放出口を担持する容器の端部に取り付けられ、シールドを含んでいるアタッチメントとを含んで提供される。シールドは、歯を通過する髪の根元の領域を露出させ、一方で、歯は、髪を着色する組成が本質的に対象者の頭皮を通過するのを防ぐため、対象者の髪の間を通過する複数の間隔を置かれた歯を有する。そのようなアプリケータは、特に対象者の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに役立つ。]
[0042] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪を着色する組成は:(i)それへ結合された鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、その精製されたポリマーは本質的に結合していない鉄イオンがない第1の髪着色剤と、還元性炭水化物およびアミノ酸の縮合重合体を含む第2の髪着色剤とで構成される群から選択される少なくとも1つの髪着色剤と;および、(ii)適切な担体とを含む。]
[0043] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪を着色する組成は、少なくとも1つの髪着色剤と以下の構成:(i)20から60重量パーセントにわたる濃度の疎水性の揮発性溶媒と;(ii) 20から60重量パーセントにわたる濃度の水と;(iii) 0.5から10重量パーセントにわたる濃度のグリコールと;(iv)0.1から7.5重量パーセントにわたる濃度の界面活性剤と;を含む担体とを含み、その調合は本質的にアルコールを含まない。]
[0044] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪を着色する組成は:(a)それへ結合された鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、その精製されたポリマーは本質的に結合していない鉄イオンがない第1の髪着色剤と、還元性炭水化物およびアミノ酸の縮合重合体を含む第2の髪着色剤とで構成される群から選択される少なくとも1つの髪着色剤と;および、(b)以下の構成:(i)20から60重量パーセントにわたる濃度の疎水性の揮発性溶媒と;(ii) 20から60重量パーセントにわたる濃度の水と;(iii) 0.5から10重量パーセントにわたる濃度のグリコールと;(iv)0.1から7.5重量パーセントにわたる濃度の界面活性剤と;を含む適切な担体とを含み、その担体は本質的にアルコールを含まない。]
[0045] 本発明のいくつかの実施態様の一態様によれば、髪を着色する組成は、少なくとも1つの髪着色剤と担体とを含んで提供され、担体は、(i)20から60重量パーセントにわたる濃度の疎水性の揮発性溶媒と;(ii) 20から60重量パーセントにわたる濃度の水と;(iii) 0.5から10重量パーセントにわたる濃度のグリコールと;(iv)0.1から7.5重量パーセントにわたる濃度の界面活性剤と;を含み、本質的にアルコールを含まない。]
[0046] 本発明のいくつかの実施態様の一態様によれば、髪を着色する組成は:(i)それへ結合された鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、その精製されたポリマーは本質的に結合していない鉄イオンがない第1の髪着色剤と、還元性炭水化物およびアミノ酸の縮合重合体を含む第2の髪着色剤とで構成される群から選択される少なくとも1つの髪着色剤と;および、(ii)適切な担体とを含む。]
[0047] 本発明のいくつかの実施態様の一態様によれば、髪を着色する組成は:(a)それへ結合された鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、その精製されたポリマーは本質的に結合していない鉄イオンがない第1の髪着色剤と、還元性炭水化物およびアミノ酸の縮合重合体を含む第2の髪着色剤とで構成される群から選択される少なくとも1つの髪着色剤と;および、(b)以下の構成:(i)20から60重量パーセントにわたる濃度の疎水性の揮発性溶媒と;(ii) 20から60重量パーセントにわたる濃度の水と;(iii) 0.5から10重量パーセントにわたる濃度のグリコールと;(iv)0.1から7.5重量パーセントにわたる濃度の界面活性剤と;を含む適切な担体とを含み、その調合は本質的にアルコールを含まない。]
[0048] 本発明のいくつかの実施態様の一態様によれば、それへ結合された鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、その精製されたポリマーは本質的に結合していない鉄イオンがない髪着色剤が提供される。]
[0049] 本発明のいくつかの実施態様によれば、鉄イオンは、鉄(III)イオンを含む]
[0050] 本発明のいくつかの実施態様によれば、鉄イオンは、鉄(III)イオンから構成される。]
[0051] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪着色剤は、黒−紫色によって特徴付けられる。]
[0052] 本発明のいくつかの実施態様によれば、精製されたポリマーは、少なくとも10kDaの平均分子量を有する。]
[0053] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪着色剤は水溶性である。]
[0054] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪着色剤を調合するプロセスが提供され、そのプロセスは:タンニン酸と鉄塩との反応を起こさせ、それによって、それへ結合される鉄イオンを有するタンニン酸のポリマーを得るような反応と;ポリマーを精製し、それによって、髪着色剤を得るような精製と;を含む。]
[0055] 本発明のいくつかの実施態様によれば、タンニン酸および鉄塩は、水溶液において反応を起こす。]
[0056] 本発明のいくつかの実施態様によれば、鉄塩は、第二鉄の塩である。]
[0057] 本発明のいくつかの実施態様によれば、第二鉄の塩は、クエン酸第二鉄アンモニウムである。]
[0058] 本発明のいくつかの実施態様によれば、水溶液におけるタンニン酸の濃度は、10重量パーセントから75重量パーセントにわたる。]
[0059] 本発明のいくつかの実施態様によれば、鉄塩とタンニン酸との鉄イオンの重量比は、重量当たり1:5から1:500にわたる。]
[0060] 本発明のいくつかの実施態様によれば、精製はゲル排除クロマトグラフィを含む。]
[0061] 本発明のいくつかの実施態様によれば、精製は限外濾過を含む。]
[0062] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪着色剤は、水溶液によって抽出される。]
[0063] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪着色剤は、水溶液によって抽出された少なくとも1つの本質的に着色された断片を集めることによって得られる。]
[0064] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪を着色する組成の製造における髪着色剤の使用が提供される。]
[0065] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪着色剤および適切な担体を含む髪を着色する組成が提供される。]
[0066] 本発明のいくつかの実施態様の一態様によれば、髪を着色する組成の製造において還元性炭水化物およびアミノ酸の縮合重合体を含む化合物の使用が提供される。]
[0067] 本発明のいくつかの実施態様の一態様によれば、還元性炭水化物およびアミノ酸の縮合重合体と適切な担体とを含む化合物を含む髪を着色する組成が提供される。]
[0068] 本発明のいくつかの実施態様によれば、縮合重合体は水溶性高分子である。]
[0069] 本発明のいくつかの実施態様によれば、還元性炭水化物は、還元糖、単糖類、および、ヘキソースから構成される群から選択される。]
[0070] 本発明のいくつかの実施態様によれば、還元性炭水化物は、ブドウ糖である。]
[0071] 本発明のいくつかの実施態様によれば、アミノ酸はグリシンである。]
[0072] 本発明のいくつかの実施態様によれば、縮合重合体における還元性炭水化物とアミノ酸との重量比は、3:1から1:3にわたる。]
[0073] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪を着色する組成は白髪またはグレーの髪を着色するためのものである。]
[0074] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪の着色は、一時的な髪の着色である。]
[0075] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪を着色する組成は、界面活性剤感受性である。]
[0076] 本発明のいくつかの実施態様によれば、髪の着色は、個人の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに役立つ。]
[0077] 本発明のいくつかの実施態様によれば、組成はスプレーの形状である。]
[0078] 本発明のいくつかの実施態様によれば、組成は、髪へ組成を施すために適応し、髪の着色に使用されると識別されたアプリケータに詰められる。]
[0079] 本発明のいくつかの実施態様によれば、組成は白髪またはグレーの髪を着色すると識別される。]
[0080] 本発明のいくつかの実施態様によれば、組成は、一時的な髪の着色に使用されると識別される。]
[0081] 本発明のいくつかの実施態様によれば、組成は、個人の髪の流れに沿って髪を修正して染めると識別される。]
[0082] 本発明のいくつかの実施態様によれば、アプリケータは、芯タイプのアプリケータ、スクイーズボトル、エアゾール容器、くしタイプのアプリケータ、滴ディスペンサおよびポンプタイプのアプリケータから構成される群から選択される。]
[0083] 本発明のいくつかの実施態様によれば、担体は乳化安定剤をさらに含む。]
[0084] 本発明のいくつかの実施態様によれば、乳化安定剤はポリマーである。]
[0085] 本発明のいくつかの実施態様によれば、ポリマーは、アクリレート/C10−30−アルキル・アクリル酸塩/クロスポリマーおよび、ヒドロキシエチルアクリレート/ナトリウム・アクロイルジメチル・ラウリン酸塩コポリマーから構成される群から選択される。]
[0086] 本発明のいくつかの実施態様によれば、乳化安定剤の濃度は、0.1重量パーセントから3重量パーセントにわたる。]
[0087] 本発明のいくつかの実施態様によれば、担体は重合体の接着剤をさらに含む。]
[0088] 本発明のいくつかの実施態様によれば、重合体の接着剤は、PVP、PVP/VA、および、ポリクオタニウムから構成される群から選択される。]
[0089] 本発明のいくつかの実施態様によれば、重合体の接着剤の濃度は、0.5重量パーセントから5重量パーセントにわたる。]
[0090] 本発明のいくつかの実施態様によれば、担体は糖脂質乳化剤をさらに含む。]
[0091] 本発明のいくつかの実施態様によれば、糖脂質乳化剤は、ラウリルグルコシド、カプリリルグルコシド、ミリスチルグルコシド、セチルグルコシド、ステアリルグルコシドおよびベヘニルグルコシドから構成される群から選択される。]
[0092] 本発明のいくつかの実施態様によれば、糖脂質乳化剤の濃度は0.1重量パーセントから10重量パーセントにわたる。]
[0093] 本発明のいくつかの実施態様によれば、組成は推進剤をさらに含み、組成はスプレーの形状である。]
[0094] 本発明のいくつかの実施態様によれば、推進剤の濃度は20重量パーセントから45重量パーセントにわたる。]
[0095] 本発明のいくつかの実施態様によれば、推進体はジメチルエーテル、イソブタン、および、プロパン/ブタン混合物から構成される群から選択される。]
[0096] 本発明のいくつかの実施態様によれば、疎水性揮発性物質の溶媒は、ジシロキサン、ジメチコン、C4シクロメチコン、および、C5シクロメチコンから構成される群から選択される。]
[0097] 本発明のいくつかの実施態様によれば、ジシロキサンはヘキサメチルジシロキサンである。]
[0098] 本発明のいくつかの実施態様によれば、ジメチコンは、約0.65センチストーク(CSt)の粘度によって特徴付けられる。]
[0099] 本発明のいくつかの実施態様によれば、グリコールは、PEG−12ジメチコン、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エトキシジグリコールおよびグリセリンから構成される群から選択される。]
[0100] 本発明のいくつかの実施態様によれば、界面活性剤は、オレス−20、セテアレス−20およびラネス−20から構成される群から選択される。]
[0101] 本発明のいくつかの実施態様によれば、組成は界面活性剤感受性の組成である。]
[0102] 本発明のいくつかの実施態様によれば、組成は速乾性の組成である。]
[0103] ここで使用しているように、「約」という語は±10%を示す。]
[0104] 「含む:comprising」という語は、最終結果に影響を及ぼさない他のステップおよび要素を加えることができるという意味である。この語は、「構成される」および「本質的に構成される」という語を包含する。]
[0105] ここで使用しているように、単数形「a」「an」および「the」は、文脈においてはっきり指図されない限り複数の参照を含む。例えば、「化合物」または「少なくとも1つの化合物」という語は、その混合物を含む複数の化合物を含む。]
[0106] この開示の全体にわたって、様々な本発明の態様は、連続したフォーマットにおいて示すことができる。連続したフォーマットの記載は単に、便利さおよび簡潔さのみのためであると理解されるべきであり、発明の範囲上の不変の制限として、解釈されるべきでない。したがって、範囲の記載は、その範囲内の個々の数値と同様にすべての可能な部分的な範囲を特に開示したと考えられるべきである。例えば、1から6の範囲の記載は、1、2、3、4、5および6のようにその範囲内の個々の数値と同様に、例えば1から3まで、1から4まで、1から5まで、2から4まで、2から6まで、3から6までなどの特に開示された部分的な範囲を有すると考えられるべきである。これは、範囲の幅に関係なく適用される。]
[0107] 数の範囲がここで示されるときはいつでも、示された範囲内でいかなる引用された数字(分数または整数の)も含むと意図される。第1の指示された数字と第2の指示された数字との「間で変動する」および、第1の指示された数字「から」第2の指示された数字「まで」「変動する」という句は、ここで取り換え可能に使われ、第1および第2の指示された数字と、その間のすべての分数および整数の数字とを含む意図を有する。]
[0108] 明確に述べられない限り、この明細書において用いられるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術の当業者により一般によく理解されているのと同じ意味を有する。ここで記載されているものに類似したまたは等しい方法および材料は、本発明の実行または試験において使うことができ、適切な方法および材料は後述される。係争の場合には、定義を含む特許明細書がそれを支配する。加えて、材料、方法および例は、図示するのみの意図を有するものであって、制限する意図を有しない。]
図面の簡単な説明

[0109] 本発明は、添付の図面を参照して一例としてここで記載される。ここで図面を詳細に参照すると、示された詳細は、一例として本発明の好ましい実施態様の図示する議論の目的のみのものであり、最も役立ち、本発明の原理の記載および概念上の態様が直ちに理解されると考えられるものを提供するために示されることが強調される。この点に関しては、発明の基本的理解のために必要であるよりも、さらに詳細に本発明の構造細部を示す試みは為されず、本発明の形状はどのように実際に具体化されるかが当業者にとって明らかになる図面が記載される。図面の説明は以下の通りである:
図1は、本発明により構成される毛染めアプリケータの1つの形状を示す斜視図である;
図2は、図1の毛染めアプリケータの正面図である;
図3は、図1の毛染めアプリケータの側面図である;
図4は、図1の毛染めアプリケータの上面図である;
図5は、図1の毛染めアプリケータの主な構成要素の分解立体図である;
図6は、本発明により構成される毛染めアプリケータの追加の形状を示す斜視図である;
図7は、図6の毛染めアプリケータの正面図である;
図8は、図6の毛染めアプリケータの側面図である;
図9は、図6の毛染めアプリケータの上面図である;
図10は、図6の毛染めアプリケータの主な構成要素の分解立体図である;] 図1 図10 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
[0110] 本発明は、いくつかの実施態様において、髪を着色するアプリケータであり、髪着色剤、および、髪を着色するために用いることができる組成である。]
[0111] 特に本発明は、速く便利な方法で髪の流れに沿って、本質的に自然な(例えば、自然に発生した物質から導かれた)、環境にやさしい、自然の髪の色合いを呈する髪の着色剤と、および/または、アルコールを含まない適切な揮発性の担体とに基づく特に一時的に髪を着色する組成で髪を着色する(「修正して染める」)ために使うことができる。]
[0112] 本発明の髪を着色するアプリケータの原理および動作は、図面および添付の記載を参照することによりよくよく理解される。]
[0113] 本発明の少なくとも1つの実施態様を詳細に説明する前に、本発明は、構造の詳細の用途、および、以下の記載に説明されるまたは図面において示される構成要素の配置において制限されないと理解される。本発明は、他の実施態様が可能である、または、様々な方法で実施または実行することができる。また、ここで使用される語法および用語は、記載の目的のためであって、制限するものとして見なされるべきでないと理解される。]
[0114] 図面を参照すると図1から5は、本実施態様によって構成される髪を着色するアプリケータを示し、速く便利な方法で髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに特に役立つ。] 図1
[0115] 特に図5の分解立体図に示されるように、髪を着色するアプリケータは、次の4つ:髪を着色する組成を含むための通常10で示される容器と;容器10の一端に取り付け可能なアタッチメント20と;アタッチメントによって担持されるシールド30と;容器10を囲み、アプリケータを握持して操作するためのハンドルとして役立つ外側のハウジング40と;の主な構成要素を含む。] 図5
[0116] 明らかに図5に示すように、容器10は円柱形の構成のエアゾール容器であり、いかなる公知の構造であってもよい。それは粉末または液体状態である、施されるべき髪を着色する組成を含み;好ましくは、スプレーの形で髪を着色する組成を施すための推進剤ガスを含む。エアゾール容器10の一端は、組成が施されるノズルの形の放出口12と、通常閉じているが、ノズルを経てスプレーの形で組成を施すため、ノズル12を傾けるまたは下に押すと開かれる14に示される弁を含む。] 図5
[0117] アタッチメント20は、ノズル12を含むエアゾール容器10の端部で着脱自在に取り付け可能である。アタッチメント20は、特に後述するように、弁14が開かれる時に、ノズル12を経て施される髪を着色する組成のスプレーに修正して染められる髪の根元の領域を露出させ、一方で、同時に、個人の頭皮がら髪を着色する組成スプレーに露出するのを効果的に防ぐシールド30を含む。シールド30は固定的にアタッチメント20に取り付けられるが、取換えまたは洗浄の目的のためにそれへ着脱自在に取り付け可能である。シールドおよび/またはアタッチメントは、一回のみ使用または繰り返しの使用のために構成される。]
[0118] アタッチメント20の下端21は円柱形の構成であり、本質的にエアゾール容器10の外径に等しい内径を有する。アタッチメント20の片側は、摩擦またはスナップ式にシールド30を受けるための突起24で形成される上面枠23において終端する傾斜した上壁22が形成される。アタッチメント20がエアゾール容器10の上端部で適用される場合、傾斜壁22の開口25はエアゾール容器のノズル12と整列配置し、一方で、押しボタン25はエアゾール容器の弁14と整列配置される。押しボタンが押されると、容器のノズル12が弁14を開けるために傾けられるまたは押し下げられ、このことにより、アタッチメントの開口25を経てシールド30の外側表面に髪を着色する組成のスプレーを生じる構造である。]
[0119] 特に図5に示すように、アタッチメント20の開口25は、押しボタン26とアタッチメントの周囲壁23に取り付けられるシールド30との間に位置する。アタッチメントのノズル12、および、開口25は、シールドの近位(内側の)端部の方へ導かれる扇形のスプレーを生じるために向きを定められる。] 図5
[0120] シールド30は、エアゾール容器10の縦軸LAに略並行に延長し、縦軸LAに本質的に垂直に延長するキー溝32と一体的に作られる複数の間隔を置かれた歯31を含む。特に図3に示されるように、シールド30の歯31は、本質的に線形配列で配列され、その配列はエアゾール容器の縦軸LAからオフセットされる。歯31は、小さな幅および厚みであり、接近して間隔を置かれる。好ましくは、それらは、幅、厚みおよび間隔が2mmより小さく、それらの外部先端の点でテーパをつけられる。] 図3
[0121] 以下に詳しく記載されるように、アプリケータが髪の流れに沿って髪を修正するように染めるために使われる時、アプリケータは、シールド30の表面30aは個人の頭皮に対して押圧される内側の表面として役立つ一方で、表面30bはアタッチメント20の開口22を経てエアゾール容器10のノズル12から施される髪を着色する組成スプレーに露出する外側表面として役立つように操作される。]
[0122] 図5に示すように、アプリケータの外側のハウジング40もまた、エアゾール容器10の円柱形の構成に対応する円柱形の構成である。ハウジング40の内径は、ぴったりとエアゾール容器を受容し、このことによりアプリケータを握持して操作するためのハンドルとして作用するようにエアゾール容器10の外径にほぼ等しい。好ましくは、外側のハウジング40の上側表面41、および、アタッチメント20の内側の枠27は、例えば、すべての部分が図1および3に示すように組立てられる場合にアプリケータの好ましい外観を示すために相補的に湾曲された構成である。] 図1 図5
[0123] 図1から5のアプリケータを使用する方法は、上記の記載から明らかである。したがって、すべての部分が組立てられた後に、図1から3に示すように、ユーザは外側のハウジング40を握持し、表面30aが個人の頭皮に面して押圧するようにシールド30の向きを定め、髪の流れに沿った染められるべき髪の根元の領域が歯31間の隙間において受容されるようにアプリケータを操作する。ユーザはそれから、シールド30の外側30bでノズル12を経てスプレーを生じるために押しボタン26を押し下げ、一方でシールドは、染められる髪の流れに沿って動かされる。このように生成された髪を着色する組成のスプレーは、シールド30の近位端部で歯31によって露出する髪の根元の領域を被覆し、一方で残りのシールドは、個人の頭皮に髪を着色する組成スプレーが通るのを効果的に防ぐ。] 図1
[0124] 髪を着色する組成がエアゾール容器10から空になった後、ホルダー40、アタッチメント20およびシールド30は取り外され、新しいエアゾール容器10に適用される。]
[0125] 図6から10において示される髪を着色するアプリケータはまた、図1から5のアプリケータと基本的に同じ部分、すなわち、エアゾール容器110(図10)と、エアゾール容器の一端に適用されるアタッチメント120と、アタッチメントによって担持されるシールド130と、エアゾール容器110を囲み、アプリケータを握持して操作するためのハンドルとして役立つ外側のハウジング140とで構成される。] 図1 図10 図6
[0126] 図6から10において示されるアプリケータと図1から5に示されるそれとの主な違いは、外側のハウジング140およびアタッチメント120が円柱形の構成でなく、アプリケータのより心地よい外側の外観と同様に、それを操作する場合にアプリケータのより快適な握持を与えるために、むしろ丸コーナを有する本質的に正方形の構成であることである。] 図1 図6
[0127] 他のすべての点において、図6から10において示されるアプリケータは、図1から5に関して上記されたのと本質的に同じ方法で使われ、構成される。] 図1 図6
[0128] アプリケータが2つの好ましい実施態様に関して記載された一方で、これらは、単に一例を示すのみの目的で説明され、本発明の多くの他の変形および用途が作成されることはいうまでもない。例えばスプレーの形で毛染めを施すためのエアゾール容器を使用する代わりに、推進剤流体が容器内で毛染めスプレーを生じるのを可能にするように弁を開くよりもむしろ押しボタン26が毛染めスプレーを供給するのに効果的であるポンプタイプの容器が使われてもよい。また、押しボタンは、アタッチメント上よりもむしろ容器の側面の壁にあってもよい。さらにシールドの歯は、容器の縦軸に対して並行ではなく、例えば90°以下であってもよい。]
[0129] この明細書に記載されているアプリケータは、髪の着色に適している、好ましくは個人の髪の局所的範囲を修正して染めるのに適している、さらに好ましくは、対象者の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに適している、髪を着色するいかなる組成も含む。]
[0130] 髪を着色する組成は、(例えば、スプレーの形で髪を着色する組成を作るために設計された)適切な担体によって調製されるいかなる髪の着色剤(顔料)も含むことができる。好ましくは、髪を着色する組成は髪を一時的に着色するためのものである。]
[0131] この明細書に記載されているアプリケータがいかなる適切な髪を着色する組成も含む一方で、本発明の発明者は、本発明のこれらおよび他の実施態様の文脈において使われる場合に特に役立つ髪の着色剤、調合および組成を開発した。]
[0132] それゆえに、本発明の別の態様において、それへ結合される鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含む髪着色剤が提供され、精製されたポリマーは、本質的に結合していない鉄イオンがない。そのような髪着色剤はまた、この明細書において、取り換え可能に「第1の髪着色剤」および「精製された鉄タンニン酸塩ポリマー」として参照される。]
[0133] ここで使用されるように、「髪着色剤」という句は、髪の色を変えるために髪に塗布されるいかなる顔料、染料または着色された化合物をも示す。]
[0134] ここで使用しているように、「タンニン酸」という句は、そのような化合物の混合物と同様に少なくとも1つのカテコール基を含むいかなる化合物をも示す。したがって、化合物は単独でカテコールの化合物(例えばカテコール)のみで構成される、または、化合物は他の化学基の有無にかかわらず複数のカテコール基を含んでもよい。好ましくは、タンニン酸は、低い毒性の自然に発生する化合物である。]
[0135] ここで使用しているように、「カテコール」という語は、少なくとも2つの水酸基で置換されるベンゼン環を含む化学基または化合物を示す。好ましくは大部分のカテコール基または化合物は、少なくとも3つのヒドロキシ基を含む置換基を含む。没食子酸、ピロガロール、エラグ酸、エピカテキンおよびエピガロカテキンは、好適なカテコール基であり、それらの化学構造は以下に示される。一実施態様において、カテコール基は没食子酸である。]
[0136] ここで使用しているように、「ヒドロキシル基」という語は、−OH基として明確に定められる。]
[0137] 好ましくは、タンニン酸は少なくとも2つのカテコール基を有する分子を含む。概して、カテコール基は例えば、エステル結合によって、糖のような非カテコールの成分に結合される。カテコール基はまた、直接互いに結合される。]
[0138] ここで使用しているように、「タンニン酸のポリマー」という句は、タンニン酸の複数の分子が連結することによって生成されるいかなる化合物をも含む。したがってこの句は、互いに共有結合して連結される複数のタンニン酸モノマー(基礎単位)を含む重合体の化合物を示す。ポリマーのサイズは、それを構成しているモノマーの数によって決定される。複数のモノマーは、1以上のタイプのタンニン酸モノマーを含むことができる。モノマー間の比率は、概してポリマーの化学組成を決定する。タンニン酸のポリマーは、その混合物と同様に、それらが線形構造、環状構造、および、分岐構造で順序づけられるように連結したタンニン酸モノマーを含む。]
[0139] ここで使用しているように、「本質的に結合していない鉄イオンがない」という句は、結合していない鉄イオンの濃度が100ppm(重量あたり)以下である化合物(例えばタンニン酸ポリマー)を示す。好ましくは、濃度は10ppm以下である。単離された乾燥したポリマーの結合していない鉄イオン濃度は、生じた溶液における結合していない鉄イオンの濃度の測定に従ってポリマーを溶解するのに十分な量の溶媒にポリマーを溶解することによって特徴付けることができる。]
[0140] ここで使用しているように、「結合される」という語は、ポリマーに結合される鉄イオンを示す場合、ポリマーの分子構造に結合される複数の鉄イオンを有するポリマーを指し、各々の鉄イオンは、少なくとも1つの共有結合、対等な(有機金属化合物)結合および/または静電的相互作用を経てポリマーに結合される。]
[0141] いかなる特定の理論にも拘束されずに、少なくともいくつかの鉄イオンが、有機金属結合で結合されると考えられる。]
[0142] ここで使用しているように、「結合していない鉄イオン」という句は、上に定められるように、タンニン酸またはタンニン酸のポリマーに結合されない鉄イオンを示す。したがって、例えば、ポリマーの一部を形成しない塩化物、硫酸塩、クエン酸塩および水酸化物ようにイオンに結合される鉄イオンは、結合していないものとしてこの明細書において考えられる。好ましくは、結合していない鉄イオンは、周囲の分子と直ちに反応することが可能であり、それゆえに、その鉄イオン分析によって直ちに検出される。結合していない鉄イオンの存在を決定するための様々な分析は、当業者によく知られている。例えば、鉄(III)イオンは、フェロシアン化物との反応を経て分析される。]
[0143] 本発明の任意の実施態様によれば、タンニン酸のポリマーに結合される鉄イオン、および、髪着色剤には不在の結合していない鉄イオンは、例えばFe3+のような鉄(III)イオンである(別名第二鉄イオン)。鉄(III)イオンは、酸性かつ腐食性であり、頭皮をヒリヒリさせて、髪を傷つける。好ましくは、鉄(II)イオン(別名第一鉄イオン)はまた、髪着色剤には含まれていない。鉄(II)はフリーラジカルの効果的生成元であり、髪の損傷および/または脱色を引き起こす可能性がある。鉄イオンはまた、皮膚の着色を変えることができる。鉄が結合される場合に、鉄イオンの望ましくない副作用は妨げられるので、結合していない鉄イオンのみが髪着色剤との関連で重要である。]
[0144] 本発明の実施態様によれば、タンニン酸のポリマーに結合される鉄イオンは、鉄(III)イオンから本質的に構成されている。少量の結合された鉄イオンは、鉄(III)イオン以外である。]
[0145] 周知のように、重合は、異なる分子量と同様に異なる色を有する様々なポリマー化合物において生じる。]
[0146] 本発明の実施態様によれば、上述の第1の髪着色剤は、黒−紫色によって特徴付けられる。]
[0147] 本発明の他の実施態様によれば、上述の精製された鉄タンニン酸塩ポリマーは、少なくとも10キロダルトン(kDa)の平均分子量を有する。そのような平均分子量は例えば、ポリマーの大部分が、例において以下に示されるように10kDa未満の分子の選択的な通過を可能にするフィルタ(例えば膜)によって保持されるかどうか観察することによって決定される。]
[0148] 本発明の実施態様による髪着色剤は、一時的に髪を着色する組成が考えられる。このため、それらの塗布および除去を容易にするために、髪着色剤が水溶性であることが好ましい。]
[0149] ここで使用しているように、「水溶性」という語は、水において均一な混合物を形成することができる物質を示す。均一な混合物は物質が水において溶解する溶液である、または、小さな粒子の物質が水の全体にわたって一様に分散するコロイド分散である。コロイド分散の粒子の平均直径は、好ましくは1ミクロンより小さい。当業者は、溶液およびコロイド粒子において溶解される大きい分子との類似点を認識する。]
[0150] ここで使用しているように、「一時的に髪を着色する組成」という句は、そこで髪着色剤が本質的に毛幹に浸透せず、むしろその外側の表面に付着し、髪へ塗布した後に続いて酸化しないような、髪を着色する組成を示す。そのような髪の着色剤は概して、効果的に毛幹に浸透するおよび/または酸化により髪に定着する髪着色剤よりも容易に取り除かれ、それゆえに「一時的である」と考えられる。このために、本発明の実施態様により、精製された鉄タンニン酸塩ポリマー髪着色剤は、水溶性である。]
[0151] 現在公知の鉄タンニン酸塩は概して限られた水溶性を有することをここで強調する。水溶性の鉄タンニン酸塩は、様々な手段によって得られる。例えば、水溶性の鉄タンニン酸塩ポリマーは、水に鉄タンニン酸塩をさらし、水に溶解する鉄タンニン酸塩を分離し、このことにより、水溶性の鉄タンニン酸塩を不溶性の鉄タンニン酸塩から切り離すことにより得られる。好ましくは、髪着色剤は、少なくとも5重量パーセント、好ましくは少なくとも10重量パーセント、さらに好ましくは少なくとも20重量パーセント、最も好ましくは少なくとも25重量パーセントの水溶性を有する。]
[0152] ここで使用しているように、「水溶性」という語は、水における物質の最大限の濃度を示し、上に定められるように、物質は水溶性である。]
[0153] 発明者は、結合していない鉄イオンがない上述の精製された鉄タンニン酸塩ポリマーを調合するための新しいプロセスを開発した。]
[0154] それゆえに、本発明の別の態様では、この明細書に記載されている第1の髪に着色する薬剤を調合するためのプロセスが提供され、プロセスは、それへ結合される鉄イオンを有するタンニン酸のポリマーを得るためにタンニン酸と鉄塩とを反応させ、髪着色剤を得るためにポリマーを精製することによって遂行される。好ましくは、鉄塩は、第二鉄の鉄(すなわち鉄(III))塩である。例示的な第二鉄の塩は、クエン酸第二鉄アンモニウムである。]
[0155] 本発明の実施態様によれば、タンニン酸と鉄塩とは、水溶液において反応を起こす。]
[0156] 他の実施態様によれば、水性溶液におけるタンニン酸の濃度は、10重量パーセントから75重量パーセント、好ましくは20重量パーセントから50重量パーセント、より好ましくは25重量パーセントから30重量パーセントにわたる。]
[0157] 一実施態様において、鉄塩およびタンニン酸における鉄イオンの重量比は、鉄イオンとタンニン酸が1対5から鉄イオンとタンニン酸が1対500、好ましくは鉄イオンとタンニン酸が1対15から鉄イオンとタンニン酸が1対150、より好ましくは、鉄イオンとタンニン酸が1対30から鉄イオンとタンニン酸が1対80、さらにより好ましくは、鉄イオンとタンニン酸が1対45から鉄イオンとタンニン酸が1対70、任意に、鉄イオンとタンニン酸が1対55から鉄イオンとタンニン酸が1対60にわたる。]
[0158] 鉄タンニン酸塩ポリマーの精製は、様々な方法によって遂行されることができる。例示的な精製手順は、ゲル排除クロマトグラフィ、イオン交換クロマトグラフィ、透析、限外濾過、および、鉄タンニン酸塩ポリマーまたは結合していない鉄イオンの沈殿を含むが、これらに限定されるものではない。本発明の実施態様によれば、鉄タンニン酸塩ポリマーの精製は、ゲル排除クロマトグラフィおよび/または限外濾過による精製を含む。]
[0159] 例示的な精製手順において、第1の髪着色剤は、水溶液によって抽出される。水溶液による抽出は加えて、ポリマーの水溶性断片を分離するのに役立つ。水溶液によって抽出される少なくとも1つの本質的に着色された断片を集めることによって、第1の髪着色剤は得られる。所望の化合物が着色されると、色によって所望の化合物を含む断片を識別するのに特に単純で便利である。しかしながら、適切な断片を識別するいかなる適切な方法も用いられる。]
[0160] 代わりに、結合していない鉄イオンからポリマーを切り離すことができる他のいかなる方法も使われてもよい。好ましくは、その方法はまた、水溶性の断片を選択する。]
[0161] 第1の髪着色剤は、髪着色剤を含んでいる断片から部分的なまたはすべての水を蒸発させることによって濃縮および/または分離される。]
[0162] この明細書に記載される精製された鉄タンニン酸塩ポリマーの髪着色剤は、濃い、概して黒−紫色を髪に与える。]
[0163] この明細書に記載される精製された鉄タンニン酸塩ポリマーの髪着色剤は、安全な、自然の、環境にやさしい化合物を用いて(例えば自然に発生するタンニン酸を用いて)生じられる。髪を着色する組成にそれらを取り込むことにより、したがって、安全な、自然の、環境にやさしい組成を生じることになる。]
[0164] 本発明のさらに別の態様では、髪を着色する組成の製造における上述の第1の髪着色剤の使用は、以下に詳述されるように提供される。]
[0165] 上で議論されるように、メラノイジンは、穏やかな熱の下で糖とアミノ酸との間の相互作用から生じる褐色がかった着色された化合物の系統である。メラノイジンは、料理された食品を褐色にし、調味するために用いられ、それゆえに、完全に安全な自然の、環境にやさしい薬剤と認められる。しかしながら、メラノイジンはこれまで髪の着色剤として開示されてこなかった。]
[0166] 本発明の発明者は、メラノイジンの髪着色剤として、特に一時的に髪を着色するための髪着色剤として利用するように構想した。]
[0167] それゆえに、本発明の実施態様の別の態様では、髪着色剤として少なくとも1つの還元性炭水化物と少なくとも1つのアミノ酸との縮合重合体を含む化合物の使用が提供される。そのような化合物はまた、「第2の髪着色剤」「メラノイジン」または「メラノイジン縮合重合体」としてこの明細書に取り換え可能に示される。]
[0168] 本発明の一実施態様によれば、髪を着色する組成の製造においてこの明細書に記載されているメラノイジン縮合重合体使用が提供される。]
[0169] ここで使用しているように、「縮合重合体」という句は、本明細書で定められるように、ポリマーを作るためにモノマー分子を結びつける反応が(解放された)水分子の形成をさらに生じるモノマー分子間の相互作用によって作られるポリマーを示す。例えばアミノ酸のアミン基は、水分子と、イミン結合を経て炭水化物の成分に連結されるアミノ酸の成分を含む分子(さらに反応する)とを作るため、還元糖のカルボニル基(例えばアルデヒド)と化学反応する。]
[0170] ここで使用しているように、「炭水化物」という語は、以下に定められるように、本質的に1つ以上の単糖類成分で構成される。化合物として定められる。したがって例えば、炭水化物は、単糖類、単糖類のポリマー(すなわち多糖類)、単糖類のオリゴマー(すなわちオリゴ糖類)、単糖類のトリマーまたはダイマーである。炭水化物の単糖類ユニットは、同じであるまたは異なっていてもよい。]
[0171] ここで使用しているようにおよび公知技術であるように、「単糖類」という語は、より小さな単糖類の基礎単位または成分にさらに分解できない単一の単糖類ユニットから構成される糖の単純な形式を指す。単糖類の最も一般的な例は、グルコース(デキストロース)、フルクトース、ガラクトース、マンノースおよびリボースを含む。]
[0172] 単糖類は、炭水化物の炭素原子数によって、すなわち、例えばグリセルアルデヒドおよびジヒドロキシアセトンのように3つの炭素原子を有するトリオースと;例えばエリスロース、トレオース、および、エリトルロースのような4つの炭素原子を有するテトロースと;例えばアラビノース、リキソース、リボース、キシロース、リブロース、および、キシルロースのような5つの炭素原子を有するペントースと;例えばアロース、アルトロース、ガラクトース、グルコース、グロース、イドース、マンノース、タロース、フルクトース、プシコース、ソルボース、および、タガトースのような6つの炭素原子を有するヘキソースと;例えば7つの炭素原子を有するマンノヘプツロース、セドヘプツロースのようなヘプトースと;例えば2−ケト−3−デオキシ−マンノ−オクトネートのような8つの炭素原子を有するオクトースと;シアロースのような9つの炭素原子を有するノノースと;10炭素原子を有するデコースと;に分類することができる。]
[0173] あるいは、単糖類は、単糖類ユニットがヒドロキシル基以外の1以上の置換基を含む単糖類誘導体である可能性がある。そのような誘導体は、エーテル、エステル、酸、リン酸塩およびアミノ単糖類である可能性があるが、それらに限定されない。]
[0174] ここで使用しているように、「還元性」という語は、炭水化物を示す場合、少なくとも1つのカルボニル、すなわちアルデヒドおよび/またはケトン基を含む炭水化物を指す。アルデヒドおよびケトンは、水溶液においてアルデヒドまたはケトン(例えばそれぞれヘミアセタールまたはジェミナルジオール)と平衡する形である。還元性炭水化物は、概して例えば金属イオンのような試剤によって酸化を受けるので、そのように名付けられる。しかしながら上に定められるように、還元性炭水化物は構造によって定められ、それの還元能力により実験的に決定されるわけではない。]
[0175] 本発明の一実施態様によれば、還元性炭水化物は糖である。選択的に糖は単糖類である。ヘキソースは例示的な単糖類である。例示的なヘキソースは、グルコースである。グルコースは、安価で、広く利用でき、安全で、環境にやさしく、自然に発生する炭水化物である。]
[0176] ここで使用しているように、「糖」という語は、互いに連結する1、2または3つの単糖類成分を含んでいる化合物を示す。]
[0177] ここで使用しているように、「アミノ酸」という句は、20の自然に発生しているアミノ酸を含むと理解される;それらのアミノ酸は多くの場合、生体内で翻訳後に修飾され、例えば、ヒドロキシプロリン、ホスホセリンおよびホスホトレオニンを含み;他の異常アミノ酸は、2−アミノアジピン酸、ヒドロキシリシン、イソデスモシン、ノルバリン、ノルロイシンおよびオルニチンを含むがそれらに限定されない。さらに「アミノ酸」という句は、D−およびL−アミノ酸を含む。]
[0178] 例示的なアミノ酸はしたがって、その混合物(例えば、加水分解されたタンパク質)と同様に、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン酸塩、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、セレノシステイン、ピロリシン、シトルリンおよびヒドロキシプロリンを含むが、それらに限られていない。]
[0179] 本発明の実施態様によれば、アミノ酸はグリシンである。]
[0180] したがって本発明の例示的な実施態様において、メラノイジンは、グルコースおよびグリシンから作られる縮合重合体である。]
[0181] 本発明の一実施態様によれば、縮合重合体における還元性炭水化物とアミノ酸との重量比は、3:1から1:3にわたる。好ましくは、重量比は2:1から1:2、好ましくは1.5:1から1:1.5にわたり、より好ましくは、重量比は約1:1である。重量比は、それらが縮合重合体を生じる反応を起こす前の還元性炭水化物とアミノ酸との相対的な重量を指す。]
[0182] ここで記載されるメラノイジンしたがって、ここで記載されるいかなるアミノ酸およびいかなる還元性炭水化物からも作られる縮合重合体である。]
[0183] ある具体例では、縮合重合体はここで記載されるアミノ酸の混合物および還元性炭水化物混合物を加熱することによって調合される。]
[0184] ある具体例では、加熱は、100℃から150℃、好ましくは110℃から140℃、より好ましくは120℃から130℃にわたる温度で実行される。]
[0185] 本発明の実施態様によるとメラノイジンの縮合重合体は、水溶性高分子である。]
[0186] それゆえに、本発明の実施態様の他の態様において、この明細書に示される髪着色剤のいずれかと(例えば精製された鉄タンニン酸塩ポリマー、および、メラノイジン化合物)、適切な担体とを含む髪を着色する組成が提供される。]
[0187] 本願明細書に示される精製された鉄タンニン酸塩ポリマーおよびメラノイジン髪着色剤が、髪に塗布されるようにできている髪を着色する組成に髪着色剤を含有させることによって、髪を着色するために使われる。]
[0188] 髪に様々な自然の色合いを提供するような髪を着色する組成を製造するため、赤みがかった色と黒っぽい色とを様々な比率で加えることによって多種多様な自然の髪色合いが得られるので、赤みがかった髪着色剤を有することが望ましい。この技術は、様々な比率の黒色、茶色および赤色メラニンの混合物から生じる自然の髪の色を模倣する。]
[0189] ここで使用しているように、「適切な担体」という句は、髪着色剤が加えられ、対象者の髪への髪着色剤の塗布を容易にする担体または希釈剤(例えば溶液または粉末)を指す。適切な担体は、人間の髪または皮膚に適用される場合に概して有害な効果を有さず、不快な外観、感触および/または芳香を有さない。適切な担体はまた、対象者に重大な刺激を引き起こさず、活動(例えば髪を着色する機能)および髪着色剤の特性をなくすことはない。]
[0190] 本発明の実施態様において、この明細書に記載されている髪を着色する組成は、白髪またはグレーの髪を着色するために設計される。したがって、白髪またはグレーの髪に塗布される場合に、髪を着色する組成は自然の髪色を提供することができる。]
[0191] 本発明のさらなる実施態様において、髪を着色する組成は一時的に髪を着色する組成である。]
[0192] 本発明の実施態様において、髪を着色する組成は界面活性剤感受性である。]
[0193] ここで使用しているように、「界面活性剤感受性である」という句は、界面活性剤での洗浄によって取り除かれる髪を着色する組成を示す。つまり、界面活性剤での洗浄した後の髪の色は、髪を着色する組成の塗布の前に髪の色と本質的に同一である。好ましくは組成は耐水性である、つまり、それは界面活性剤のない、例えば水だけによる洗浄に耐える。すなわち、髪を着色する組成によって着色される白髪またはグレーの髪は、界面活性剤なしで水による洗浄の後には本質的に白でもなくグレーでもないままである。そのような特性は、例えばシャンプーによって、必要に応じて完全に組成を取り除く能力を好都合に提供するが、例えば雨のような水に単にさらされることによっては取り除かれない。]
[0194] 組成はまた、組成が組成への感度が高い(例えば、シャンプーの形の)界面活性剤を用いて必要に応じて完全に髪から取り除かれ、一方で他の界面活性剤には反応しないように多くのシャンプーに存在しない界面活性剤感受性であり、また髪からの組成の除去を望まない場合、高感度でない組成のシャンプーが洗髪のために用いられる。]
[0195] ここで使用しているように、「界面活性剤」という語は、シャンプーおよび/または石鹸原料として使用される化合物のように、洗浄する、特に個人の頭をきれいにするために水と共に使われるいかなる化合物としても定められる。]
[0196] 本発明の実施態様において、髪を着色する組成は、個人の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに役立つ。例えば髪を着色する組成は、関連した専門技術なしで普通の人によって簡単かつ容易に髪の流れに塗布され、その髪の流れの近くの皮膚に望まない効果を(例えば染色、刺激状態)有しないべきである。特に、髪を着色する組成は、塗布後に髪の流れに沿って目に見える白髪および/またはグレーの髪が残らないように、髪の流れに沿って簡単かつ容易に白髪および/またはグレーの髪に塗布されることが可能であるべきである。]
[0197] 個人の髪に適用される場合に、髪を着色する組成が伝える所望の色に従い、髪を着色する組成は、この明細書に記載されている精製された鉄タンニン酸塩髪ポリマーの髪着色剤およびメラノイジンの髪着色剤はどちらかまたは両方を含むことができる。両方の髪着色剤が利用される場合、その間の重量比は、以下の例で例証されるように、髪を着色する組成によって伝えられる最終的な色を概して決定する。色はまた、メラノイジンを生成するための異なる前駆体(すなわち異なる還元性炭水化物および/または異なるアミノ酸)を用いて決定され、異なる髪を着色する組成を得るように交替で鉄タンニン酸塩ポリマーを混合される異なる色合いを有するメラノイジンになる。当業者は、日常の実験により所望の色合いを有するメラノイジン選ぶことができる。]
[0198] 当業者にとって明らかであるように、着色された髪の最終的な色は、初期の髪色次第である。所望の髪の色を得るための適切な髪を着色する組成を選ぶために様々な技術が用いられる。例えば、米国特許第7,110,117号は、仮定的な髪の着色処理に続いて与えられた髪サンプルの予想される色を決定する方法を記載している。この明細書に記載されている髪を着色する組成は、髪への塗布に適したいかなる形式においても調製することができる。]
[0199] 以下に詳述されるように、組成に含まれる適切な担体および選択的に他の原料を選ぶことによって、この明細書に記載されている髪を着色する組成は、髪への塗布のような局所的な塗布のために概して使用されるいかなる形式にも調製される。それゆえに例えば、髪を着色する組成はクリーム、軟膏、ペースト、ゲル、ローション剤、乳液、懸濁剤、エアゾール、スプレー、泡、シャンプー、髪コンディショナー、スポンジ、ガーゼ、パッド、および、石鹸の形状である可能性がある。]
[0200] 軟膏は、概して、植物油(例えばシアバターおよび/またはカカオバター)、ペトロラタムまたは石油派生物に基づく半固体物質の調製である。使用される特定の軟膏の主成分は、与えられた調合のために選択される髪着色剤の最適な供給を提供し、好ましくは、他の所望の特徴も(例えば軟化性)同様に提供するものである。他の担体または媒介物と同様に、軟膏の主成分は、不活性物質であり、安定し、非刺激性で、非感作性であるべきである。]
[0201] ローション剤は、摩擦なしに髪に塗布される調製である。ローション剤は、髪着色剤を含む固体の粒子が水またはアルコール成分に存在する概して液体または半流動体の調製である。ローション剤は、より流体的な組成を塗布する容易さにより、広範囲を処理するために概して好まれる。ローション剤は、概して固体の懸濁剤であって、しばしばオイルインウォーター・タイプの液体の油性エマルジョンを含む。溶解しない物質がローション剤において微細に分割されることが一般に必要である。ローション剤は、髪着色剤を局所化して髪と接触して保持するのに役立つ化合物と同様により良い分散を生じるための懸濁剤を概して含む。]
[0202] クリームは、オイルインウォーターまたはウォーターインオイルのいずれかの粘液または半固体物質エマルジョンである。クリーム主成分は、概して油相、乳化剤、および、水相を含む。「内」相とも呼ばれる油相は、ペトロラタムおよび/またはセチルまたはステアリルアルコールのような脂肪アルコールを一般に含む。必要ではないが概して水相は、容積の点で油相に勝り、一般に湿潤剤を含む。クリーム調合の乳化剤は、一般に非イオン物質、陰イオン、陽イオンまたは両性の界面活性剤である。]
[0203] ペーストは、髪着色剤が適切な成分で懸濁される半固体物質の調剤の形式である。成分の性質に次第で、ペーストは、脂肪質のペーストまたは単相の水性のゲルから作成されるものに分割される。脂肪質のペーストの主成分は、一般にペトロラタム、親水性ペトロラタムなどである。一般に単相の水性のゲルから作成されるペーストは、主成分としてカルボキシメチルセルロースなどを組み込む。]
[0204] ゲル調合は、半固体物質の懸濁剤タイプの系統である。単相のゲルは、概して水性の液体担体全体にわたって本質的に一様に分配されるが、好ましくは、非水溶性の溶媒および選択的に石油を含む有機高分子を含む。]
[0205] 好適な有機高分子、すなわちゲル化剤は、商標CARBOPOLのもとで市販されている例えばカルボキシポリアルキレンの類のカルボマー・ポリマーの系統のような架橋されたアクリル酸ポリマーである。この文脈における他のタイプの好適なポリマーは、例えばポリエチレン酸化物、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン共重合体およびポリビニルアルコールのような親水性ポリマーと;例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース・フタル酸塩、および、メチルセルロースのようなセルロースポリマーと;例えばトラガカントゴム、および、キサンタンガムのようなガム質と;アルギン酸ナトリウムと;ゼラチンと;である。均一のゲルを調合するため、アルコールまたはグリセリンのような分散剤が加えられる、または、ゲル化剤は粉砕、機械的混合または撹拌、またはその組合せによって分散することができる。]
[0206] スプレーは、髪へ吹き付けることができる水性および/または揮発性溶剤溶液の髪着色剤を一般に提供する。そのようなスプレーは、供給に続いて投与する部位で髪着色剤溶液の濃度を提供するために調製されるものを含み、例えば、スプレー溶液は、髪着色剤が溶解される揮発性の液体から最初に構成することができる。髪へ供給されると、投与の部位で濃縮した髪着色剤を残して担体は蒸発する。]
[0207] 泡の組成は、単一のまたは複数の位相の液状で概して調製され、適切な容器において、選択的に容器からの組成の放出を容易にする推進剤と共に収容され、塗布するとそれを泡に変形させる。他の泡作成技術は、例えば「缶のなかでの袋」の調合技術を含む。概してしたがって調製される組成は、低沸点の炭化水素、例えばイソプロパンを含む。体温でのそのような組成の塗布および振動により、イソプロパンが気化し、加圧されたエアゾール泡立ちシステムに類似した方法で泡を生成する。泡は水ベースまたは含水アルコールである可能性があるが、ユーザの髪に塗布されると急速に蒸発して、髪に濃縮した髪着色剤を残す高揮発性溶剤で概して調製される。]
[0208] 本発明の実施態様に従う適切な担体の代表例は、したがって、水、液体アルコール、液体グリコール、液体ポリアルキレン・グリコール、液体エステル、液体アミド、液体タンパク加水分解物、液体のアルキル化されたタンパク質加水分解物、液体ラノリン、ラノリン誘導体、および、化粧品の組成において一般に使用されるような材料を含むが、これらに限定されるものではない。]
[0209] 担体の化学組成は、髪を着色する組成の所望の形式によって概して選ばれる。さらに、担体の化学組成は、髪を着色する組成の所望の目的に合うように選ばれる。]
[0210] 一時的に髪を着色する組成に用いられる好適な担体はしたがって、速く乾燥し、髪への組成の伝播を容易にするが、髪および/または頭皮へ滴るのを最小化し、有害でなく、および、髪に魅力的でない感触、外観または芳香を起こさせないように選ばれる。]
[0211] 例えば滴下は、担体が所望の場所へ吹き付けられ、所望の場所から滴る前に乾燥する速乾性スプレー担体を用いるのと同様に、髪に十分容易に伝播する流体であるが、滴るのを防止するのに十分な粘着性を有する粘着性の担体(例えばクリーム、ゲル、泡)を用いて防ぐことができる。]
[0212] 例えばシリコンオイルのような反射性化合物は、光沢がある外観を髪に提供するために担体に含まれる。]
[0213] 一時的に髪を着色する組成に適切な担体はまた、髪着色剤を髪に結合する化合物を含むので、着色剤は摩擦によって落ちない。概してそのような化合物は、髪を結合するポリマーである。例えば、米国特許第6,506,374号および第5,821,240号は、髪の着色剤の摩擦を防ぐ担体を教示する。]
[0214] 本発明の本態様の一実施態様によれば、この明細書に示される髪を着色する組成は、スプレーの形である]
[0215] 本発明の発明者は、この明細書に記載されているアプリケータで適用されるいかなる組成と同様に例えばそれらが上述の髪着色剤を含むもののように、一時的に髪を着色する組成に特に適切な担体を開発した。]
[0216] それゆえに、本発明の実施態様の他の態様において、少なくとも1つの髪着色剤および担体を含む髪を着色する組成が提供され、そこで担体は:(i)20から60重量パーセント、好ましくは30から50重量パーセント、より好ましくは35から40重量パーセントにわたる濃度の疎水性の揮発性溶媒と;(ii) 担体の20から60重量パーセントにわたる濃度の水と;(iii) 0.5から10重量パーセント、好ましくは2から6重量パーセント、より好ましくは約5重量パーセントにわたる濃度のグリコールと;および、(iv)0.1から7.5重量パーセント、好ましくは0.5から5重量パーセント、より好ましくは2から4重量パーセント、さらにより好ましくは2.5から3重量パーセントにわたる濃度の界面活性剤と;を含み、担体は本質的にアルコールを含まない。]
[0217] ここで使用しているように、「疎水性の」という語は水と本質的に混ざらない化合物を示す。]
[0218] ここで使用しているように、「親水性の」という語は、水と混合できる化合物を示す。]
[0219] ここで使用しているように、「揮発性の」という語は、周囲条件(例えば室温、気圧)で水よりも迅速に蒸発する化合物を示す。好ましくは化合物は、髪に塗布された後に、1時間未満以内、好ましくは10分未満以内で、より好ましくは2分未満以内で、さらにより好ましくは30秒未満以内で、最も好ましくは10秒以内で本質的に蒸発する。例示的な疎水性の揮発性溶剤は、ジシロキサン、ジメチコン、C4シクロメチコン、および、C5シクロメチコンを含む。]
[0220] ここで使用しているように、「ジシロキサン」という語は、公式R3Si−O−SiR3を有する化合物を示し、そこで、R基は同じまたは異なり、独立して水素およびC1−5アルキルから構成される基から選択される。ヘキサメチルジシロキサンは、本発明の本態様の実施態様に関連して適切な例示的なジシロキサンである。]
[0221] ここで使用しているように、「ジメチコン」という語は、上に定められるようにジメチコンが揮発性であるという条件でnが正の整数である公式CH3[−Si(CH3)2−O]n Si(CH3)3を有する化合物を示す。好ましくは、ジメチコンは約0.65センチストーク(CSt)の粘度によって特徴付けられる。]
[0222] ここで使用しているように、「シクロメチコン」という語は、上に定められるようにシクロメチコンが揮発性であるという条件でnが1より大きい正の整数である公式[−Si(CH3)2−O−]nの環状構造を有する化合物を示す。ここで使用しているように、「C4シクロメチコン」という句はnが4であるシクロメチコンを示し、一方で「C5シクロメチコン」という句はnが5であるシクロメチコンを示す。]
[0223] ここで使用しているように、「グリコール」という語は、そのエーテル化された誘導体と同様に例えばジアルキレン・グリコール(例えばジエチレングリコール)および、ポリアルキレン・グリコール(例えばポリエチレングリコール)の場合のように、1以上のエーテル結合によって互いに連結される2以上のグリコール成分を含んでいる化合物と同様、各々ヒドロキシル基によって置換される、2つの隣接した非芳香族の炭素原子を有するいかなる有機的な化合物からも構成される単純なグリコールを含む。]
[0224] ここで使用しているように、「エーテル」という語は、アルキル−O−アルキル基を指す。]
[0225] ここで使用しているように、「アルキル」という語は、直鎖および分岐鎖群を含む飽和した脂肪族化合物炭化水素を示す。好ましくは、アルキル基は、1から20の炭素原子を有する。数が;例えばここに述べた「1から20」にわたる場合は、群、この場合アルキル基が、1つの炭素原子、2つの炭素原子、3つの炭素原子など20までの炭素原子と20の炭素原子を含むことを示す。より好ましくは、アルキルは1から10の炭素原子を有する中程度のサイズのアルキルである。最も好ましくは、特に明記しない限り、アルキルは1から5の炭素原子に有しているより低いアルキルである。]
[0226] ここで使用しているように、「エーテル化された誘導体」という句は、ここで定義されるように、ヒドロキシル基がアルコキシル基によって置き換えられる化合物の誘導体を示す。]
[0227] ここで使用しているように、「アルコキシル基」という語は、−O−アルキル基を指す。]
[0228] 本発明のこれらの実施態様に関連して適切である例示的なグリコールは、ポリエチレングリコール−12ジメチコン(PEG−12ジメチコン)、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エトキシジグリコール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)およびグリセリンを含むが、これらに限定されるものではない。]
[0229] 「界面活性剤」という句は、当該技術分野において承認されている定義によりここで使用される。界面活性剤は、液体の表面張力を減らすことが可能な薬剤である。概して、界面活性剤は、疎水性成分および親水性成分を含む。本発明のこれらの実施態様と関連して適切である例示的な界面活性剤は、オレス−20、セテアレス−20およびラネス−20を含むが、これらに限定されるものではない。]
[0230] 上に議論されるように、この明細書に記載される髪を着色する組成は本質的にアルコールを含まないために好都合である。]
[0231] ここで使用しているように、「アルコール」という語は、1つのヒドロキシル基、および、1つのみのエーテル基を有する有機的な化合物を示す。]
[0232] これらの実施態様に関連して用いられるように「本質的にアルコールがない」という句は、示す。アルコールの濃度が組成の全体の1重量パーセントのみ、好ましくは0.5重量パーセントのみ、より好ましくは重量の0.1重量パーセントのみであることを示す。さらにより好ましくは、アルコール濃度はゼロである。]
[0233] 揮発性溶剤は、溶媒が最初に髪への髪着色剤の塗布および伝播を容易にし、適所に乾燥した薬剤を残して急速に蒸発し、したがって髪の望ましくない湿った外観と同様に、望ましくないしみおよび汚れを防ぐので、特に髪を着色する組成において好都合である。]
[0234] 特に、エチル、プロピルおよびブチルアルコールのようなアルコールは、髪を着色する組成のための揮発性溶剤として共通して使われる。したがって、アルコールの欠乏、および、非アルコール性揮発性溶剤の存在は、揮発性の利点がアルコールの不都合を有さずに保持されるという本発明の実施態様の重要な利点を表す。]
[0235] 本発明の任意の実施態様によれば、担体は乳化安定剤をさらに含む。好ましくは、担体の乳化安定剤の濃度は、0.1重量パーセントから3重量パーセントにわたる。]
[0236] ここで使用しているように、「乳化安定剤」という句は、凝集、合併、および/または、乳化剤の分散層の液滴を沈下または上昇させる速度を本質的に減少する化合物を示す。乳化安定剤はまた、例えばエマルジョンの粘度を増やし、このことにより粒子の運動をその中で制限することによってエマルジョンを安定させる増粘剤またはゲル化剤のような薬剤である。好ましくは、乳化安定剤はポリマーである。より好ましくは、乳化安定剤はアクリル酸塩/ C10−30アルキル・アクリル酸塩/クロスポリマーおよびヒドロキシエチルアクリレート/ナトリウム・アクロイルジメチル・ラウリン酸塩共重合体から構成される群から選択されるポリマーである。これらのポリマーは、例えばそれぞれ商品名PEMULEN、CARBOPOLおよびSIMULGELで市販されている。]
[0237] 本発明の実施態様において、担体は、重合体の接着剤をさらに含む。]
[0238] ここで使用しているように、「重合体の接着剤」という句は、髪への組成の接着を促進するとされるポリマーまたは陽イオン化合物を示す。]
[0239] 例示的な重合体の接着剤は、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルピロリドンおよびポリビニルアルコールの共重合体、および、ポリクオタニウムを含むが、これらに限定されるものではない。クオタニウムのような非重合体の陽イオン化合物がまた、使われてもよい。ポリクオタニウムおよびクオタニウムは、化粧品原料国際命名法により示されたいくつかの化合物のいずれかである。例示的なポリクオタニウムは、ポリクオタニウム1、ポリクオタニウム6、ポリクオタニウム7、ポリクオタニウム10、ポリクオタニウム11、ポリクオタニウム22およびポリクオタニウム39を含む。例示的なクオタニウムは、クオタニウム80である。好ましくは重合体の接着剤の濃度は、0.5重量パーセントから5重量パーセント、より好ましくは、0.5重量パーセントから1.5重量パーセントにわたる。]
[0240] 本発明の選択的な実施態様において、担体は、糖脂質乳化剤をさらに含む。]
[0241] ここで使用しているように、「糖脂質乳化剤」という句は、炭水化物成分と、上に定められるように、乳化安定剤であると識別される少なくとも1つの脂肪酸成分とを含む、いかなる化合物も含む。例示的な糖脂質乳化剤は、ラウリルグルコシド、カプリリルグルコシド、ミリスチルグルコシド、セチルグルコシド、ステアリルグルコシドおよびベヘニルグルコシドを含む。好ましくは、糖脂質乳化剤の濃度は、担体の0.1重量パーセントから10重量パーセントまで、より好ましくは1から6重量パーセントにわたる。]
[0242] 組成の上述の構成要素のうちの1以上の定義に適合する化合物、例えば、界面活性剤および乳化安定剤でもある糖脂質乳化剤の場合、化合物の重量は、複数の構成要素の重量濃度に貢献するものとして考慮されないと理解される。しかしながら、化合物の濃度の断片は、他の構成要素として考慮される濃度の他の断片と共に1つの構成要素として考慮される。]
[0243] 加えて、組成の上述の構成要素は、その構成要素の定義に適合した2以上の化合物の合計から構成されている。]
[0244] 本発明の実施態様において、髪を着色する組成は、スプレーの形であり、上に定められるようにさらに推進剤を含む。好ましくは、推進剤の濃度は、組成の20重量パーセントから45重量パーセント、より好ましくは25から40重量パーセント、さらに好ましくは30から35重量パーセントにわたる。推進剤は、大気圧で適度に室温より低い沸点を有するいかなる化合物でもあってもよく、したがって大気圧より上の圧力で貯蔵される場合に蒸気/液体の平衡にある。推進剤の上述の重量濃度は、推進剤の気相および液相を含む。例示的な推進剤としては、ジメチルエーテル、イソブタン、および、プロパン/ブタン混合物を含むが、これらに限定されるものではない。]
[0245] この明細書に記載されている担体は、従来技術において周知のいかなる髪着色剤と共に使うことができる。]
[0246] 本発明の実施態様において、髪を着色する組成は、この明細書に記載される担体と、この明細書に記載される1以上の第1および第2の髪着色剤を含む。]
[0247] 本発明のいくつかの実施態様によれば、この明細書に記載されている髪を着色する組成の各々は、一時的な髪の着色および/または白髪またはグレーの髪を着色するのに用いられるものとして識別される。]
[0248] 本発明のいくつかの実施態様によれば、この明細書に記載されている髪を着色する組成の各々は、個人の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに用いられるものとして識別される。]
[0249] 本発明の実施態様において、この明細書に記載される髪を着色する組成は、髪へ組成を施すように適応するアプリケータに詰められ、前述のように髪を着色するのに用いられるものとして識別される。]
[0250] 髪へ組成を塗布するのに適しているいかなるアプリケータも使うことができる。例示的なアプリケータは、芯タイプのアプリケータ、スクイーズボトル、エアゾール容器、くしタイプのアプリケータ、滴ディスペンサ、およびポンプタイプのアプリケータを含むが、これらに限定されるものではない。]
[0251] ここで使用しているように、「芯タイプのアプリケータ」という句は、表面に吸収された組成と芯を接触させることによって、組成が表面に適用される液体組成を吸収する芯を含むいかなるアプリケータも含む。芯に吸収される組成は、例えば、容器に貯蔵される組成を芯に浸漬することによって、または、芯の一部を容器において組成と連続的に接触させることによって、補給され、芯による吸収を経て組成は芯に抽出される。組成を含む容器は、芯に加えてアプリケータの構成要素として役立つ。]
[0252] ここで使用しているように、「芯」という語は、液体を吸収し、製品の表面から液体が流出することができる製品を示す。]
[0253] ここで使用しているように、「スクイーズボトル」という句は、組成を貯蔵する容器を含むいかなるアプリケータも含み、容器は少なくとも1つの可撓性壁を有し、そこで組成は、力(例えば搾る力)を容器の可撓性壁に適用することによって容器から搾り出される。概して容器は、特定の圧力(例えば、力を容器の可撓性壁に適用することによって生成される圧力)で組成が容器から出るのを可能にするが、そのような圧力がない場合、組成が容器から漏れるのを防ぐ弁を含む。]
[0254] ここで使用しているように、「くしタイプのアプリケータ」という句は、くしまたはブラシを含むいかなるアプリケータも含み、そのくしまたはブラシはそれへ付着した組成を有し、そこにおいて、組成は、表面にくしまたはブラシを接触することによって表面に塗布される。くしまたはブラシに付着した組成は、容器において貯蔵される組成とくしまたはブラシとを接触させることによって補給される。容器は、アプリケータの構成要素として役立つ。]
[0255] ここで使用しているように、「滴ディスペンサ」という句は、そこに液体組成を含む容器を含むいかなるアプリケータも含み、容器は、開口を通じて容器の内部から容器の外側表面に少量の組成の通過を可能にする小さな開口を有していて、このことにより容器の外側表面に少量の組成(すなわち滴)を生じさせる。組成の滴は、表面と滴を接触させることによって表面に適用される。容器の液体組成は、アプリケータの構成要素として役立つ、より大きい容器において貯蔵される、より大量の組成から補給される。]
[0256] この明細書で定められるように、「ポンプタイプのアプリケータ」という句は、それへ取り付けられるポンプと共に組成を貯蔵する容器を含み、そこで組成は、ポンプにより適用される圧力によって容器から出されるいかなるアプリケータも含む。容器は、ポンプによって適用される圧力の下で容器から組成を出すことができるが、そのような圧力がない場合には組成が容器から出るのを防ぐ弁を含む。ポンプによって適用される圧力は、手(例えば注射器)、バネ、電子モータまたは加圧流体によるものを含むがこれらに限らず、いかなる手段によっても生成される。]
[0257] ここで使用しているように、「エアゾール容器」という句は、アプリケータを示す場合に、この句が上で定められたように、エアゾール容器を含むいかなるアプリケータも含む。エアゾール容器として記載されているアプリケータは、エアゾール容器の他に追加の構成要素を含む。]
[0258] 髪を着色する組成が白髪および/またはグレーの髪を着色するのに役立つ組成である場合、組成は好ましくはそのように識別される。]
[0259] 髪を着色する組成が一時的に髪を着色するのに役立つ組成である場合、組成は好ましくはそのように識別される。]
[0260] 髪を着色する組成が個人の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに役立つ組成である場合、組成は好ましくはそのように識別される。]
[0261] 上記のアプリケータ、髪の着色剤および髪を着色する組成は、共に使われる場合に特に好都合である。]
[0262] それゆえに、本発明の別の態様では、その中に含まれる髪を着色する組成は、適切な担体と、それへ結合される鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、本質的に結合していない鉄イオンを含まない第1の髪着色剤と、還元性炭水化物およびアミノ酸の縮合重合体を含む第2の髪着色剤とから構成される群から選択される少なくとも1つの髪着色剤とを含み、これらの髪の着色剤はこの明細書に記載されているアプリケータが前述のように提供される。]
[0263] 組成の特徴は、上に記載されているとおりである。好ましくは、スプレーの形で組成を放出するアプリケータを含む実施態様において、その中に含まれる組成は、前述のようにスプレーの形である。]
[0264] 本発明の別の態様において、その中に含まれる髪を着色する組成は、前述のように疎水性の揮発性溶剤、水、グリコールおよび界面活性剤を含む少なくとも1つの髪着色剤と担体とを含むアプリケータが前述のように提供される。]
[0265] 組成の特徴は、上に記載されているとおりである。好ましくは、スプレーの形で組成を放出するアプリケータを含む実施態様において、前述のように、その中に含まれる組成はスプレーの形である。]
[0266] 本発明の別の態様において、上記の担体と上記の少なくとも1つの髪着色剤とを含む髪を着色する組成が提供される。]
[0267] 組成の選択可能な好ましい特徴は、上に記載されているとおりである。]
[0268] 本発明の実施態様では、上記のアプリケータは、上記の担体と上記の少なくとも1つの髪着色剤とを含む髪を着色する組成と組み合わせられる。]
[0269] 本発明の追加の目的、利点および新規な特徴は、制限的な意図を有しない以下の例を考察すると、従来技術の当業者にとって明らかになる。加えて、上に詳細に描写され、以下の請求項部分に記載の各々の様々な実施態様および本発明の態様は、以下の諸例において実験的に支持される。]
[0270] 上記の記載と共に、非制限的に本発明を示す以下の例をここで参照する。]
[0271] 鉄タンニン酸塩髪着色剤の調製
100mlの水に溶解された50グラムのタンニン酸(Mallinckrodt、カタログ番号1764)が、35mlの水に溶解された5グラムのクエン酸第二鉄アンモニウム(Sigma、カタログ番号F−5879)を混合された。混合物は、24時間室温で撹拌されて、それから精製された。]
[0272] 300mlの水で前もって洗浄されたSephadex−G−25Mコラム(φ30x 140mm)に入れられることによって、反応混合物は精製された。150mlの断片は、水で抽出することによって集められた。飽和した黒色の重合体の物質を含む第1の5つの断片の抽出の後、抽出された断片はほぼ無色になり、徹底的な分離を示した。収集した断片は、結合していない第二鉄の(鉄III)イオンの陽性試験をしなかった(以下の記載参照)。水を凍結乾燥により蒸発させ、製品Iとして黒色の粉末を提供した。]
[0273] 代替的に、反応混合物は、限外濾過を使用して精製された。混合物は等しい水量で希釈され、10Kのオメガ・ポリエーテルスルホン膜(76mmの直径、Pall、USA)を備えたGyrosep 300の撹拌セル(Intersep、UK)に入れられ、3.8barの圧力で、窒素下で撹拌する一方、濾過された。反応混合物の容積が半分に減少した場合、等しい水量が加えられ、濾過が繰り返された。6回繰り返した後、混合物は再び等しい水量で希釈され、撹拌セルから抽出され、減少した圧力下で紙フィルタ(No.1、Whatman、UK)により濾過された。収集した断片は、固定されていない第二鉄の(鉄III)イオンの陽性試験をしなかった(以下の記載参照)。水を凍結乾燥により蒸発させ、製品Iとして黒色の粉末を提供した。]
[0274] 上記の調製は、結合していない鉄イオンの欠如および水溶性という:2つの顕著な特性を有する重合体の鉄タンニン酸塩を生じた。]
[0275] 限外濾過またはゲル排除クロマトグラフィによる精製のいずれも、結合していない鉄イオンを取り除いた。上に議論されたように、残留した鉄イオンは角質のような生物高分子の破壊的な酸化を引き起こし、腐食性の熱傷および皮膚炎のような有毒な効果につながる。]
[0276] 上記の調製は、洗浄によって落とすことができる均一な髪着色剤の組成に適しているように水溶性の製品を生じた。水の鉄タンニン酸塩を水に溶けやすくする機能の成分(例えば「固着剤」のような)を加えることは、したがって、不必要である。]
[0277] 結合していない鉄(III)試験:
各々のサンプルの10μl(マイクロリットル)の分割量が30μlの再蒸留水(DDW)で希釈され、10%のカリウム・フェロシアン化物溶液の10μlの分割量が加えられた。特徴的な青の着色の外観は、結合していない第二鉄(鉄III)イオンの存在を示し、一方で、青の着色の欠乏は、結合されない第二鉄イオンの不在を示す。]
[0278] Sephadex−G−25Mコラムによる精製により、表1に示すように鉄塩が加えられたタンニン酸の非精製の溶液で見つかる結合していない第二鉄イオンの存在を取り除いた。]
[0279] ]
[0280] メラノイジン縮合重合体の調製
30グラムのL−グリシン(Sigma、カタログ番号7126)と30グラムのD−グルコース(J.T.Baker、カタログ番号0114)とが、110mlの水に一緒に溶解され、得られた溶液は減圧下で蒸発された。残りは、2.5時間の125℃で加熱され、その間に、多少泡を生じて多数の白い部分が褐色になった。冷却された反応混合物は水(180ml)に再び溶かされ、溶液の50mlは、各々330mlの水で前もって洗浄されたSephadex−S25Wコラム(φ30x 180mm)で精製された。110mlの水で各々のコラムから抽出された断片は集められ、組み合わされ、蒸発されて、製品IIとして明るい茶色の粉末を提供した。]
[0281] 2つの染料の髪を着色する組成の調製
製品IおよびIIの水性の原液が、各々0.05グラム/mlの濃度で調合された。混合溶液は、1:4、1:2、1:1、2:1、および、4:1の体積比で原液を混合することによって調合された。]
[0282] ヤクの髪を1分間隔で混合溶液によって染め、それから紙で拭き、ヘアドライヤで乾燥した。髪は、混合液によって、赤−茶から黒まで変化する色合いを有しその元の色よりも暗くなった(表2参照)。]
[0283] 染められた髪の色は、髪が水できれいにされた後に部分的に失われ、シャンプー後に完全に失われた。]
[0284] ]
[0285] したがって、上に記載された、1重量部の精製された鉄タンニン酸塩ポリマー対10重量部のメラノイジンから1重量部の精製された鉄タンニン酸塩ポリマー対3重量部のメラノイジンにわたる、精製された鉄タンニン酸塩ポリマーおよびメラノイジンの重量比は、髪を赤−茶に着色することができる。]
[0286] 上に記載された、1重量部の精製された鉄タンニン酸塩ポリマー対3重量部のメラノイジン、1重量部の精製された鉄タンニン酸塩ポリマー対1.5重量部のメラノイジンにわたる、精製された鉄タンニン酸塩ポリマーおよびメラノイジンの重量比は、髪を赤色がかった茶色に着色することができる。]
[0287] 1.5重量部の精製された鉄タンニン酸塩ポリマー対1重量部のメラノイジン、1重量部の精製された鉄タンニン酸塩ポリマー対1.5重量部のメラノイジンにわたる、精製された鉄タンニン酸塩ポリマーおよびメラノイジンの重量比は、髪を茶色に着色することができる。]
[0288] 1.5重量部の精製された鉄タンニン酸塩ポリマー対1重量部のメラノイジン、1重量部の精製された鉄タンニン酸塩ポリマー対3重量部のメラノイジンにわたる、精製された鉄タンニン酸塩ポリマーおよびメラノイジンの重量比は、髪を茶色がかった黒に着色することができる。]
[0289] 3重量部の精製された鉄タンニン酸塩ポリマー対1重量部のメラノイジン、1重量部の精製された鉄タンニン酸塩ポリマー対10重量部のメラノイジンにわたる、精製された鉄タンニン酸塩ポリマーおよびメラノイジンの重量比は、髪を黒に着色することができる。]
[0290] ジシロキサンベースの速乾性の調合の調製
アルコールを含まない、速乾性の液体乳剤の化粧品エアゾール担体は、以下の調合を有して調合された:
成分重量パーセント
ジシロキサン(0.65 CST−揮発性)40.00
プロピレングリコール5.00
オレス−20 2.50
Simulgel−50 5.40
SimulgelFL0.10
PVP 0.50
水 100まで足される
防腐剤:メチルパラベンナトリウム0.25
香料:ローズウォーター0.10
ジメチルエーテルが組成の35重量パーセントの濃度で担体に加えられた。]
[0291] シクロメチコンベースの速乾性の調合の調製
アルコールを含まない、速乾性の液体乳剤の化粧品エアゾール担体は、以下の調合を有して調合された:
成分重量パーセント
シクロメチコン 35.00
PEG−400 5.00
Simulgel−50 1.00
SimulgelFL1.00
PVP/VA 1.50
Phenonip 0.60
セテス−20 3 .00
水 100まで足される
防腐剤:フェノキシエタノール0.20
プロパン/ブタンは、組成の30重量パーセントの濃度で、担体に加えられた。]
[0292] 明確にするために、分離した実施態様の文脈に記載されている本発明の特定の特徴はまた、単一の実施態様の組合せにおいて提供されると認識される。逆にいえば、簡潔さのために、単一の実施態様の文脈に記載されている本発明の様々な特徴もまた、別々にまたはいかなる適切な組合せにおいて提供される。]
実施例

[0293] 発明は、本発明の特定の実施態様と連動して記載されてきたが、多くの変形、修正および変動が当業者にとって明らかであることは明白である。したがって、添付の請求の範囲の趣旨および範囲に含まれるそのような変形、修正および変動のすべてを包含する意図を有する。この明細書において言及した公表、特許および特許出願のすべては、あたかも各々の個々の公表、特許または特許出願が特におよび個々に本願明細書に引用したものとされるかのように、明細書に参照することによりそれらの全体を本願明細書に組み込むものとする。加えて、本出願のいかなる参照もの引用または識別は、そのような参照が本発明の従来技術として利用できるものして解釈されない。]
权利要求:

請求項1
それへ結合された鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、該精製されたポリマーは、本質的に結合していない鉄イオンを含まない、髪着色剤。
請求項2
前記鉄イオンが鉄(III)イオンを含む、請求項1の髪着色剤。
請求項3
前記鉄イオンが本質的に鉄(III)イオンから構成される、請求項1の髪着色剤。
請求項4
黒−紫色によって特徴付けられる、請求項1の髪着色剤。
請求項5
前記精製されたポリマーが少なくとも10kDaの平均分子量を有する、請求項1の髪着色剤。
請求項6
水溶性である、請求項1の髪着色剤。
請求項7
請求項1の髪着色剤を調合するプロセスであって、タンニン酸と鉄塩との反応を起こさせ、それによってそれに結合した鉄イオンを有するタンニン酸のポリマーを得るプロセスと;、および、前記ポリマーを精製し、それによって請求項1の髪着色剤を得るプロセスと;を含むプロセス。
請求項8
前記タンニン酸と前記鉄塩とが、水溶液において反応を起こす、請求項7のプロセス。
請求項9
前記鉄塩が第二鉄の鉄塩である、請求項7のプロセス。
請求項10
前記第二鉄の鉄塩がクエン酸第二鉄アンモニウムである、請求項9のプロセス。
請求項11
前記水溶液における前記タンニン酸の濃度が10重量パーセントから75重量パーセントにわたる、請求項8のプロセス。
請求項12
前記鉄塩と前記タンニン酸の鉄イオンとの重量比が1:5から1:500にわたる、請求項11のプロセス。
請求項13
前記精製がゲル排除クロマトグラフィを含む、請求項7のプロセス。
請求項14
前記精製が限外濾過を含む、請求項7のプロセス。
請求項15
前記髪着色剤が水溶液によって抽出される、請求項13のプロセス。
請求項16
前記髪着色剤が前記水溶液によって抽出された少なくとも1つの本質的に着色された断片を集めて得られる、請求項15のプロセス。
請求項17
髪を着色する組成の製造における、請求項1から16のいずれかの髪着色剤の使用。
請求項18
請求項1から16のいずれかの髪着色剤と適切な担体とを含む、髪を着色する組成。
請求項19
前記髪を着色する組成が白髪またはグレーの髪を着色するためのものである、請求項17および18のいずれかの使用または組成。
請求項20
前記髪の着色が一時的な髪の着色である、請求項17から19のいずれかの使用または組成。
請求項21
前記髪の着色剤が界面活性剤感受性の、請求項17および18のいずれかの使用または組成。
請求項22
前記髪着色剤が、個人の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに役立つ、請求項17から21のいずれかの使用または組成。
請求項23
髪を着色する組成の製造における、還元性炭水化物とアミノ酸との縮合重合体を含む化合物の使用。
請求項24
還元性炭水化物およびアミノ酸の縮合重合体と適切な担体とを含む化合物を含む、髪を着色する組成。
請求項25
前記髪を着色する組成が白髪またはグレーの髪を着色するためのものである請求項23および24のいずれかの使用または組成。
請求項26
前記髪の着色が一時的な髪の着色である、請求項23から25のいずれかの使用または組成。
請求項27
前記髪の着色剤が界面活性剤感受性の、請求項23から25のいずれかの使用または組成。
請求項28
前記髪着色剤が、個人の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに役立つ、請求項23から25のいずれかの使用または組成。
請求項29
前記縮合重合体が水溶性ポリマーである、請求項23から25のいずれかの使用または組成。
請求項30
前記還元性炭水化物が還元糖、単糖類、および、ヘキソースから構成される群から選択される、請求項23から28のいずれかの使用または組成。
請求項31
前記還元性炭水化物がグルコースである、請求項23から28のいずれかの使用または組成。
請求項32
前記アミノ酸がグリシンである、請求項23から28のいずれかの使用または組成。
請求項33
前記縮合重合体における前記還元性炭水化物と前記アミノ酸との重量比は3:1から1:3にわたる、請求項23から28のいずれかの使用または組成。
請求項34
(i)それに結合された鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、該精製されたポリマーは本質的に結合していない鉄イオンを含まない第1の髪着色剤と、還元性炭水化物とアミノ酸との縮合重合体を含む第2の髪着色剤とから構成される群から選択される少なくとも1つの髪着色剤と;(ii)適切な担体と;を含む、髪を着色する組成。
請求項35
界面活性剤感受性の組成である、請求項34の組成。
請求項36
スプレーの形状である、請求項34から35のいずれかの組成。
請求項37
髪上へ組成を施すために適応するアプリケータに詰められ、髪を着色するものと識別される、請求項34から35のいずれかの組成。
請求項38
白髪またはグレーの髪を着色すると識別される、請求項37の組成。
請求項39
一時的に髪を着色するのに使用されると識別される、請求項37の組成。
請求項40
個人の髪の流れに沿って髪を修正して染めると識別される、請求項37の組成。
請求項41
前記アプリケータが、芯タイプのアプリケータ、スクイーズボトル、エアゾール容器、くしタイプのアプリケータ、滴ディスペンサ、および、ポンプタイプのアプリケータから構成される群から選択される、請求項37の組成。
請求項42
少なくとも1つの髪着色剤と担体とを含む髪を着色する組成であって、該担体が:(i)20から60重量パーセントの濃度の疎水性の揮発性溶剤と;(ii)20から60重量パーセントの濃度の水と;(iii)0.5から10重量パーセントの濃度のグリコールと;(iv)0.1から7.5重量パーセントの濃度の界面活性剤と;を含み、該担体は本質的にアルコールを含まない、組成。
請求項43
前記担体が乳化安定剤をさらに含む、請求項42の組成。
請求項44
前記乳化安定剤がポリマーである、請求項43の組成。
請求項45
前記ポリマーが、アクリレート/C10−30−アルキル・アクリル酸塩/クロスポリマーおよび、ヒドロキシエチルアクリレート/ナトリウム・アクロイルジメチル・ラウリン酸塩コポリマーから構成される群から選択される、請求項44の組成。
請求項46
前記乳化安定剤の濃度が0.1重量パーセントから3重量パーセントにわたる、請求項43の組成。
請求項47
前記担体が重合体の接着剤をさらに含む、請求項42の組成。
請求項48
前記重合体の接着剤が、PVP、PVP/VA、および、ポリクオタニウムから構成される群から選択される、請求項47の組成。
請求項49
前記重合体の接着剤の濃度が、0.5重量パーセントから5重量パーセントにわたる、請求項48の組成。
請求項50
前記担体が糖脂質乳化剤をさらに含む、請求項42の組成。
請求項51
前記糖脂質乳化剤が、ラウリルグルコシド、カプリリルグルコシド、ミリスチルグルコシド、セチルグルコシド、ステアリルグルコシド、および、ベヘニルグルコシドから構成される群から選択される、請求項50の組成。
請求項52
前記糖脂質乳化剤の濃度が、0.1重量パーセントから10重量パーセントにわたる、請求項50の組成。
請求項53
推進剤をさらに含み、その組成がスプレーの形状である、請求項42から52のいずれかの組成。
請求項54
前記推進剤の濃度が20重量パーセントから45重量パーセントにわたる、請求項53の組成。
請求項55
前記推進剤は、ジメチルエーテル、イソブタン、および、プロパン/ブタン混合物から構成される群から選択される、請求項53の組成。
請求項56
前記疎水性揮発性溶剤は、ジシロキサン、ジメチコン、C4シクロメチコン、および、C5シクロメチコンから構成される群から選択される、請求項42の組成。
請求項57
前記ジシロキサンがヘキサメチルジシロキサンである、請求項56の組成。
請求項58
前記ジメチコンが、約0.65センチストーク(CSt)の粘度によって特徴付けられる、請求項56の組成。
請求項59
前記グリコールは、PEG−12ジメチコン、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エトキシジグリコール、および、グリセリンから構成される群から選択される、請求項42の組成。
請求項60
前記界面活性剤が、オレス−20、セテアレス−20、および、ラネス−20から構成される群から選択される、請求項42の組成。
請求項61
(a)それに結合された鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、該精製されたポリマーは本質的に結合していない鉄イオンを含まない第1の髪着色剤と、還元性炭水化物とアミノ酸との縮合重合体を含む第2の髪着色剤とから構成される群から選択される少なくとも1つの髪着色剤と;(b)以下の構成:(i)20から60重量パーセントの濃度の疎水性の揮発性溶剤と;(ii)20から60重量パーセントの濃度の水と;(iii)0.5から10重量パーセントの濃度のグリコールと;(iv)0.1から7.5重量パーセントの濃度の界面活性剤と;を含み、調合に本質的にアルコールを含まない適切な担体と;を含む、髪を着色する組成。
請求項62
前記担体が乳化安定剤をさらに含む、請求項61の組成。
請求項63
前記乳化安定剤がポリマーである、請求項62の組成。
請求項64
前記ポリマーが、アクリレート/C10−30−アルキル・アクリル酸塩/クロスポリマーおよび、ヒドロキシエチルアクリレート/ナトリウム・アクロイルジメチル・ラウリン酸塩コポリマーから構成される群から選択される、請求項63の組成。
請求項65
前記乳化安定剤の濃度が0.1重量パーセントから3重量パーセントにわたる、請求項64の組成。
請求項66
前記担体が重合体の接着剤をさらに含む、請求項61の組成。
請求項67
前記重合体の接着剤が、PVP、PVP/VA、および、ポリクオタニウムから構成される群から選択される、請求項66の組成。
請求項68
前記重合体の接着剤の濃度が、0.5重量パーセントから5重量パーセントにわたる、請求項67の組成。
請求項69
前記担体が糖脂質乳化剤をさらに含む、請求項61の組成。
請求項70
前記糖脂質乳化剤が、ラウリルグルコシド、カプリリルグルコシド、ミリスチルグルコシド、セチルグルコシド、ステアリルグルコシド、および、ベヘニルグルコシドから構成される群から選択される、請求項69の組成。
請求項71
前記糖脂質乳化剤の濃度が、0.1重量パーセントから10重量パーセントにわたる、請求項69の組成。
請求項72
推進剤をさらに含み、その組成がスプレーの形状である、請求項61から71のいずれかの組成。
請求項73
前記推進剤の濃度が20重量パーセントから45重量パーセントにわたる、請求項72の組成。
請求項74
前記推進剤は、ジメチルエーテル、イソブタン、および、プロパン/ブタン混合物から構成される群から選択される、請求項72の組成。
請求項75
前記疎水性揮発性溶剤は、ジシロキサン、ジメチコン、C4シクロメチコン、および、C5シクロメチコンから構成される群から選択される、請求項61の組成。
請求項76
前記ジシロキサンがヘキサメチルジシロキサンである、請求項75の組成。
請求項77
前記ジメチコンが、約0.65センチストーク(CSt)の粘度によって特徴付けられる、請求項75の組成。
請求項78
前記グリコールは、PEG−12ジメチコン、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エトキシジグリコール、および、グリセリンから構成される群から選択される、請求項61の組成。
請求項79
前記界面活性剤が、オレス−20、セテアレス−20、および、ラネス−20から構成される群から選択される、請求項61の組成。
請求項80
界面活性剤感受性の組成である、請求項42から79のいずれかの組成。
請求項81
速乾性の組成である、請求項42から80のいずれかの組成。
請求項82
対象者の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに特に役立つ髪に着色するアプリケータであって、該アプリケータは:髪に着色する組成を含み、該髪に着色する組成が施される容器の一端で放出口を含む容器と;該放出口を含み、該容器の一端から突出するシールドと;を含み、該シールドは、該髪に着色する組成が、歯の間の隙間を通過する髪の根元の領域を被覆し、一方で該歯は外髪に着色する組成が個人の頭皮に達するのを本質的にを遮断するように、該容器から施される該髪に着色する組成にさらされる歯とおよび外側表面との間の隙間を通過している髪の根元の領域で、該対象者の頭皮に対して押圧される内側の表面を有する、複数の、接近して間隔を置かれた歯を含む;髪に着色するアプリケータ。
請求項83
前記シールドは、前記放出口を含んでいる容器の端部に取り付けられるアタッチメントによって担持される、請求項82のアプリケータ。
請求項84
前記容器の前記放出口が、髪に着色するスプレーの形で前記髪に着色する組成を施すためのノズルであり、前記アタッチメントは、該ノズルと整列配置される開口を含む、請求項83のアプリケータ。
請求項85
前記アタッチメントが、前記ノズルを経て前記髪に着色する組成を施すのを制御する押しボタンをさらに含み、該ノズルと整列配置される該アタッチメントの開口は、前記シールドと該押しボタンとの間に位置する、請求項84のアプリケータ。
請求項86
前記アタッチメントの前記押しボタンおよび前記開口は、前記シールドの方へ傾斜する該アタッチメントの外側表面上に位置する、請求項85のアプリケータ。
請求項87
前記シールドの前記間隔を置かれた歯が前記容器の縦軸に対して並行である、請求項82のアプリケータ。
請求項88
前記複数の間隔を置かれた歯が、前記容器の縦軸に本質的に並行であるが、横に間隔を置かれて一般に線形配列において配列される、請求項82のアプリケータ。
請求項89
前記歯が幅、厚みおよび間隔において2mmより小さい、請求項82のアプリケータ。
請求項90
前記歯がそれらの外部先端の点までテーパをつけられる、請求項82のアプリケータ。
請求項91
前記アプリケータが、前記容器を囲み、アプリケータを握持して操作するためのハンドルとして役立つ外側のハウジングをさらに含む、請求項83のアプリケータ。
請求項92
前記容器と前記外側のハウジングとが、両方とも円柱形の構成である、請求項91のアプリケータ。
請求項93
前記容器が円柱形の構成であり、前記外側のハウジングは円柱形ではない構成である、請求項91のアプリケータ。
請求項94
対象者の髪の流れに沿って髪を修正して染めるのに特に役立つ髪に着色するアプリケータであって、該アプリケータは:髪に着色する組成を含み、該髪に着色する組成が施される容器の一端で放出口を含む容器と;該放出口を担持している容器の端部で取り付けられるアタッチメントとを含み;該アタッチメントは、間隔を置かれた歯を通過する髪の根元の領域をさらし、一方で該間隔を置かれた歯は髪に着色する組成が対象者の頭皮を通過するのを本質的に防ぐように対象者の髪の間を通過する複数の間隔を置かれた並行した歯を有するシールドを含む;髪に着色するアプリケータ。
請求項95
前記容器の前記放出口が髪に着色するスプレーの形で前記髪に着色する組成を施すためのノズルであり、前記アタッチメントが該ノズルと整列配置される開口と、該ノズルを経て髪に着色するスプレーを施すのを制御している押しボタンとを含む、請求項94のアプリケータ。
請求項96
前記アタッチメントの前記押しボタンおよび前記開口が、前記シールドの方へ傾斜する該アタッチメントの表面上に位置する、請求項95のアプリケータ。
請求項97
前記間隔を置かれた歯が一般に前記容器の縦軸に対して並行である、請求項94のアプリケータ。
請求項98
前記複数の間隔を置かれた歯が、前記容器の縦軸に本質的に並行であるが、横に間隔を置かれて一般に線形配列において配列される、請求項94のアプリケータ。
請求項99
前記歯が幅、厚みおよび間隔において2.0mmより小さい、請求項94のアプリケータ。
請求項100
前記歯がそれらの外部先端の点までテーパをつけられる、請求項94のアプリケータ。
請求項101
前記アプリケータが、前記容器を囲み、アプリケータを握持して操作するためのハンドルとして役立つ外側のハウジングをさらに含む、請求項94のアプリケータ。
請求項102
(i)それに結合された鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、該精製されたポリマーは本質的に結合していない鉄イオンを含まない第1の髪着色剤と、還元性炭水化物とアミノ酸との縮合重合体を含む第2の髪着色剤とから構成される群から選択される少なくとも1つの髪着色剤と;(ii)適切な担体と;を含む、請求項82から101のいずれかのアプリケータ。
請求項103
前記組成が界面活性剤感受性の、請求項102のアプリケータ。
請求項104
前記髪を着色する組成は、少なくとも1つの髪着色剤と、(i)20から60重量パーセントの濃度の疎水性の揮発性溶剤と;(ii)20から60重量パーセントの濃度の水と;(iii)0.5から10重量パーセントの濃度のグリコールと;(iv)0.1から7.5重量パーセントの濃度の界面活性剤と;を含み、調合に本質的にアルコールを含まない適切な担体と;を含む、請求項82から101のいずれかのアプリケータ。
請求項105
前記担体が乳化安定剤をさらに含む、請求項104のアプリケータ。
請求項106
前記乳化安定剤の濃度が0.1重量パーセントから3重量パーセントにわたる、請求項105のアプリケータ。
請求項107
前記担体が重合体の接着剤をさらに含む、請求項104のアプリケータ。
請求項108
前記担体が糖脂質乳化剤をさらに含む、請求項104のアプリケータ。
請求項109
前記組成が推進剤をさらに含み、該組成はスプレーの形状である、請求項104から108のいずれかのアプリケータ。
請求項110
前記疎水性揮発性溶剤は、ジシロキサン、ジメチコン、C4シクロメチコン、および、C5シクロメチコンから構成される群から選択される、請求項104のアプリケータ。
請求項111
前記グリコールは、PEG−12ジメチコン、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エトキシジグリコール、および、グリセリンから構成される群から選択される、請求項104のアプリケータ。
請求項112
前記界面活性剤が、オレス−20、セテアレス−20、および、ラネス−20から構成される群から選択される、請求項104のアプリケータ。
請求項113
髪を着色する組成が、(a)それに結合された鉄イオンを有するタンニン酸の精製されたポリマーを含み、該精製されたポリマーは本質的に結合していない鉄イオンを含まない第1の髪着色剤と、還元性炭水化物とアミノ酸との縮合重合体を含む第2の髪着色剤とから構成される群から選択される少なくとも1つの髪着色剤と;(b)以下の構成:(i)20から60重量パーセントの濃度の疎水性の揮発性溶剤と;(ii)20から60重量パーセントの濃度の水と;(iii)0.5から10重量パーセントの濃度のグリコールと;(iv)0.1から7.5重量パーセントの濃度の界面活性剤と;を含み、調合に本質的にアルコールを含まない適切な担体と;を含む、請求項82から101のいずれかのアプリケータ。
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